大分県インテリアコーディネーター協会35周年パーティ報告

1983年からインテリアコーディネーターがいる

インテリアコーディネーターという職業が誕生したのはいつごろか、ご存じでしょうか。公益社団法人インテリア産業協会がインテリアコーディネーター資格試験を始めたのが1983年です。つまり、いまは2022年ですから、39年前ということになります。

以降、インテリア産業協会を筆頭に、枝葉として全国に「●●県インテリアコーディネーター協会」という組織が存在するようになりました。インテリアコーディネーターが集まってスキルアップをしたり(セミナーや勉強会)、一般消費者にむけた住環境向上の啓蒙活動(ワークショップなど)を行うなど、地域ごとに活動がされています。

こういった都道府県のインテリアコーディネーター協会は任意の団体ですから、入会するしないは自由です。私自身はどこの協会にも所属しておらずなんの活動もしていないのですが、時々各支部から講演のオファーをいただくことがあります。インテリアコーディネーターの私がインテリアコーディネーターの皆様にむけて僭越ながら何かお話をさせていただく、なんて機会です。

大分県IC協会35周年パーティ会場

そんなご縁があって、先日は大分県インテリアコーディネーター協会さんが35周年記念でパーティをされるということで、ディスカッションのパネリストとしてご招待をいただきました。というわけで、ブーンと大分へ!

飛行機乗るの大好き♪
リハーサル中

なんだかまるで結婚披露宴!食事も本当に豪華でおいしかった!九州地区のICさんや、取引先メーカーさん、関西地区のIC協会さんなど多くの人にお集まりいただきました。と同時にオンラインでライブ接続し、配信視聴者もいるというハイブリッドな開催でした。

披露宴みたいでした♪ 大分県大分市・トキハ会館にて
1分自己紹介をする三宅
にやにやしてますが、パネリストの中で一番緊張していたよ

ご招待いただいたパネリスト(登壇者)は8名。各方面のツワモノたちの中に、うっかり混ざってしまってごめんなさい感がハンパないんですが、とりあえずいま言えることは「何年前の写真使っとるんじゃ、ワレ」ってことですかね。ほんと、さーせん。

そろそろプロフィール写真が詐欺レベルの私

過去の失敗談や、必要なスキル、今後の目標といった、事前に提示されていたお題に沿ってそれぞれがトークを展開していくというスタイル。人数の多いパネルディスカッションって、下手すると間延びするし、同じお題に対して順番にトークをするとみんな似たり寄ったりの答えになっててクソつまんなかったり、ただの雑談みたいになって収集つかなかったり・・・というケースが多々あると思うのですが、いや、実にみなさんお上手で話もかぶらず、なにより司会者がめちゃめちゃ優秀だったのでトークの回し術といいちょうどよい深掘り具合といい、内容的にもすごくよかったのではないかと壇上にいた私としても(自分の部分はさておき)手ごたえを感じた、そんなパーティでした。

IC協会はなんのためにある?

協会について以前、あるICさんがこんなふうに言ってました。

都心部周辺にいるインテリアコーディネーターにとっては実感がないかもしれませんが、少し田舎のほうにいくとインテリアのショールームもないし、ショップもないし、情報が入ってこないんですよ。新作が出たとか、そんなのいつでもショールームで見れるじゃん、って思ってるのは東京とか大阪のICさんだけですよ。本当に情報が入ってこないんですよ。だから、こういった協会に入って横のつながり、縦のつながり、企業とのつながりを持っておきたいんです、地方のICはみんな

ちなみに、インテリアと一言で言っても地域ごとの特性があって問題意識もさまざまです。ある地域のICさんは「シンプルモダンが受け入れられるのは東京だけだ。うちの地方でそれをクライアントに提案したら、味気ない、そっけない、寂しい、といって却下される」と言っていたり、また別のICさんは「空き家が多い地域なので、それをどう活かすかみたいなことがすごく課題」と言ったりします。都道府県ごとに抱えている問題や、インテリアの好まれる傾向についてなど、地元のIC同士で共感シェアできるのもこういった協会の存在意義のひとつなんじゃないかと私は思っています。

インテリアに携わる人たちは、おおむねみんな、生活の質をUPさせたい・暮らしを豊かにしたい・上質な空間で暮らすことがどんなに素敵な事かみんなにわかってほしい、そういうモチベーションでお仕事をしています。先輩方のお話を聞けるとてもいい機会になりました。
ありがとうございました。

さて。都道府県というくくりではないのですが、私は私で「オンラインサロン」という任意団体を主宰しています。全国のインテリアコーディネーターさんが会員になってくれています。普段は私が書いた記事をお読みいただくっていうメルマガみたいなものなのですが、東京ショーハウスや、児童養護施設に寄付したりと、インテリアでできる社会貢献をしてみたり、オフ会や現場見学会といったリアルの交流と情報交換も時々やっています。

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