造作家具(ぞうさくかぐ)の配線ルートの話
シンプルなマンションの壁面に、
特注のオーダー家具(造作家具)を納めようと思います。
よく見ると、向かって左側の壁にはコンセントがありますね。
よくあるパターンです。
このコンセントは使うのですが、
このままだと問題ありなので、
造作家具を工事する際に家具の側板に移設することにします。
・・・というのは特別珍しいやり方でもなんでもないのですが
図面でご説明しても一般のお客様には
「つまりどういうこと?」
てなもんでなかなか伝わりにくかったりします。
写真を見ていただくとわかると思いますのでご紹介します、
つまりこういうことです。
造作家具が完成しました。
(取付は1日で終わります)
はい、ここみてください。
壁にあったコンセントが
家具に移設してるのがわかるかと思います。
よくお客様は
「隙間はどうなっちゃうんですか」とか
「移設ってどういうことですか」と質問されますが
隙間はできませんし、
移設はつまりこういうことで、
もとのコンセントをそのまま利用できます。
ついでにもうひとつご説明しますね。
カウンターの上にも電源が欲しいとのことでしたので
コンセントを増やしました。
↓
この電源はどっからひっぱってきているのかというと
もともとあった壁の、あのコンセントから
電源をいただいているわけですが
え?その配線ってどうなってるの?
の答えはこんな感じでして、
カウンター(天板)の中に細工がしてあって
電源の道が通ってます。
溝がほってあって、ずーーーっとこれが伸びています。
この上に白い天板をのせて、
コンセント口をとりつけるとこうなるわけです。
家具用の埋め込みコンセントはいろんな種類があります。
例えばこういうのとかね。
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とくにこだわりがない時は
メーカーの指定はせずに家具工場にお任せしちゃいますが
色や口数やメーカーの希望がある場合には指定をします。
で、完成がこうなるわけです。
いかがでしょうか。
オーダー家具は30万だの50万だの100万だの、場合によってはそれ以上です。
実物が見れなくて図面だけで高額な買い物の判断をしなきゃいけないっていう
お客様にとってはちょっとリスキーな買い物になる、
と思ってしまうかもしれませんが
いろいろ見えない部分に手が込んでますのでご納得いただけるんじゃないかなぁと思ってます。
(一番最初に描いたパースです。こんな感じの造作家具つくりませんか?からスタートして、内容に変更を加えながらプランを煮詰めていきます)
とことん使いやすいようにカスタマイズできるのが
特注の素敵なところ。
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