素足でも気持ちい無垢材フローリングの魅力

ここのところ、雨模様なお天気でとってもじめじめします。
梅雨・・・ということなのでしょうね。(梅雨入りしてんの?あ、そうなのね)

フローリングの種類


湿気が多い季節は、複合フローリング無垢材フローリングの肌触り感に圧倒的な差がでます。マンション等に採用されている一般的な床は、複合フローリングです。基板の表面に薄くスライスした木目模様の印刷シート(あるいは本物の木材をスライスしたもの)を貼り、コーティングしたのが複合フローリング。傷がつきにくいとかペットや床暖房対応だとか、遮音性能が高いなどなど、機能性に大変優れています。

一般的な複合フローリング



一方、無垢材フローリングは、暮らしや環境にこだわった意識の高いクライアントさんに人気で、自然派住宅などに採用されています。傷はつきやすいし、定期的にオイルやワックスを塗りこんだりメンテナンスが必要で手間はかかりますが、「家は完成したときが完璧ではない・傷や経年劣化を受け入れ日々お手入れをしていくものだ」と理解している人なら大満足の材料です。(←そうじゃないのならオススメしません)

一般的な無垢材フローリング



複合フローリングも無垢材フローリングも、多種多様な樹木柄で商品展開しているので見た目は大差はありません。また、どちらが高級品でどちらがチープということもありません。(高いものもあれば安いものもある・・・のはどちらも一緒!)


ですが、どちらがナイーブですかと聞かれたら、これは考え方次第なのではないでしょうか。

複合フローリングは完成時点が100%です。家が出来た時が一番きれいな状態、あとは経年でひたすら劣化するだけです。
無垢材フローリングは、完成時点が50%です。長年暮らしていくうちに色褪せたり、日焼けしたり、傷だらけになりますが、メンテナンスで削りなおしたり塗りなおしたりでよみがえらせることができます。どっちが楽と考えるかは人によります。

一般的には複合フローリングのほうが楽で、無垢材のほうがナイーブだと受け止められがちです。でもインテリアを提案する私側からすると、複合フローリングのほうがナイーブで気を使うんですよ!納品時、印刷の木目・細かい傷・凹みやはがれ等のお客様チェックが厳しすぎて涙目になるからです。複合フローリングは工業製品(?)なので、ちょっとしたことでも気になってしまう商材なのです・・・・。(おい、愚痴るな)

素材の厚みが、
そのまま空間の奥深さにつながる
(気がする)

フリーリングの肌触り

私個人的には、無垢材の床が好きです。それは、湿気でじめじめしていてもサラッサラの肌触り!この気持ちよさに勝るものはないと思っているからです。素足で歩いてもベタベタしないので快適です。家が呼吸してると感じとれるのも嬉しいものですよ!