劣化した家具を手直しする作業

長年使っていると家具も劣化します。
傷ついたり、日に焼けたり、あるいはこのように塗装が剥がれたり。

お客様からテーブルの補修のご相談をいただきました。

 

こういう場合は、
その場でちょちょんと補修するのではなく
いったんお預かりして、家具工場で作業をいたします。


とりあえず全部はがされる。


ここから徐々に重ねていきます。
完成をお楽しみに。

さて。

補修‥に限らず、製作の現場はみんなそうですが
「塗装」の工程は思っている以上に時間がかかります。
塗るのに時間がかかるのではなくて
乾かすのに時間が必要なのです。

オープンタイムといいますが、
充分なオープンタイムをとらず出荷したり次の工程にうつると
だいたいなんらかの問題が発生しますので
ここは焦らずにじっくり時間をとりたいです。

塗装、接着剤、のり、コンクリートやモルタルもみんなそうですね。
「乾かす時間」は縮めてはいけない作業時間のようです。

 

ところで。

家具は高いものから安いものまでピンキリです。
直すのと新しく買うのとどっちが安い?っていったら
正直、新しく買うほうが安い場合もあります。

結局のところ、判断基準は「値段」だけではなくて
家具への愛着度と
環境意識によるところが大きいのかなと思うのですが
ミレニアル世代は環境意識が高いのがデフォルトなので
これからの世の中はますますそういう方向に向かうのが自然なのだろうと思います。

そんな話も出てくるトーク対談はこちら。

 

 

 

ではまた!