2023年の初めに語るにふさわしい、中原中也と太宰治のエピソード

さぁ、新しい年が始まりました!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

だいたい毎年クリスマスのあたりから年末感が漂い始め、そのまま正月に至るまで、いつもよりもちょっとパーティっぽい食卓が求められているような気がして、レシピやテーブルコーディネートを検索する機会が増えるのですが、皆さんはいかがでしょうか?

子供が小さいうちはチキンがメインだったクリスマスも、成長するにつれ我が家はローストビーフの出番が増えた気がします。食が大人っぽくなりました。ローストビーフはメインディッシュだし牛肉だから高級感もあるくせに、死ぬほど簡単に作れるという「おまえ、神かよ」っていうすばらしい料理ですよね。

以前、ポテサラ論争というネットの炎上がありました。『母親ならポテトサラダぐらい作れよ』と発言した男性に対して、手料理=愛情だ~を強要する価値観への反発や、ポテトサラダは手抜き料理じゃなくてめっちゃ工程多くて実にめんどくさい料理なんだぞ!「ポテサラぐらい」とか言うな!と世の女性たちがぶちぎれた、というやつですが、それで言うとですね、ローストビーフは本当に簡単に作れるので『ローストビーフぐらい作れよ』と言われても文句はいえないメニューのひとつかもしれません。知らんけど。

パセリを散らしてクリスマスリース
っぽくしたじゃがいものスープ
ローストビーフは
焼き色つけたら
あとはラップに包んで湯煎するだけで出来る

クリスマスが終わり、年末の年越しパーティ(?)でもまたローストビーフを使いまわす。(ローストビーフ寿司にする)
どんだけローストビーフに頼ってんですか、っていう話です。さーせん。

ローストビーフ寿司と
野菜スティック
(バーニャカウダ)

もう1品欲しいときは
とりあえずカルパッチョ
(10秒で出来る)
お客様からいただいた
大振りのカキ!
おいしくてめちゃくちゃ大好評でした!!
元旦のおせち
(買うバージョン)
(去年のやつ)



私は、夫の両親と住んでいる2世帯住宅で、年末はおせち料理作り(嫁&姑の連携プレイ)という一大イベントが例年もれなくあったのですが、どういう風の吹き回しか一昨年からオシュウトメさんが反乱をおこしました。「もうおせちは作らんぞ!今後は買うのだ!」と言い出したのです。唐突に、おせちづくりから解放された私は「新時代がキターーーーーー!」と歓喜しています。


そんなわけで、年々料理が簡単になっていくし、年末年始とはいえたいしてやることもないのでゆるーく新年を迎えており、元旦からダラダラと読書をして過ごしています。


というわけでようやく本日のタイトル回収にうつります。

詩人でいうと私は中原中也が好きなんですが、彼は天才だったんですって。言語感覚の優れた天才で、凡人とは一線を画している。それゆえに、表現が鮮烈で時に人を傷つけることもあるし、尋常じゃない絡み方をして困らせることもあったといいます。友人の太宰治とはよくお酒を飲んだそうですが、中原中也がちょいちょいウザがらみをしてくるので、マジおまえめんどくせえしむかつく!ってなって太宰が途中退席して帰ってしまうこともしばしば。

そんな2人の、どーーーーでもいいエピソードを一つ。

中原中也

なぁお前って、何の花が好き?

太宰治

桃の花

中原中也

ちっ!だからおめぇは!

太宰治

え?は?

このあと2人は乱闘騒ぎになったそうです。
・・・って、わけわかんない(笑)

そういう、理不尽で意味不明な行動をする狂った天才は、好きです。


こんなどーでもいい話のブログ、正月にふさわしいと思いませんか。
うんちく垂れるほどの内容でもなく、新年の抱負を語るほどの生真面目さでもなく、
今年もよろしくお願いします的な情報量ゼロの内容でもなく、実にちょーどいい。(と私は思っている)



1/10ごろまでお正月休みといたします。
のんびり過ごした後は、インテリアのお仕事、バリバリ楽しんで頑張りたいと思います!
どうぞよろしくおねがいいたします♪

読んだ本はこれ


【サバの話だったの?】WEEKLY OCHIAIというコント、あるいは地獄についてというブログ記事(2018年)がバズり、落合陽一氏を怒らせて訴えられたという、本気でひとを茶化す姿勢がなかなかのクズっぷりなので私は大好きなんですが、たぶん敵も多いんだろうなっていう堀元さんの本。正月早々に読むようなものでもないけど。おすすめ。

ビジネス書を読む人を馬鹿にする著者が、ビジネス書っぽく知性的にディスるというこじらせ本
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