真っ白いジーンズが血で染まる・£4のコインランドリー/LONDONレポート4
朝8時。
チェックアウトしたホテルのカウンターで
お姉さんがいうわけだ。
他になにかご用件はありますか、と。
そんで私は言うわけだ。
Excuse me, could you please take a picture of me?
(写真撮ってもらえませんか)
もちろんいいですよ!ってことで
パチリと1枚撮っていただいた写真。
よく見ておいてくださいね。
真っ白いジーンズを履いて微笑んでいる、
まだ何も起きていない平和ヅラしている私の顔を。
さて。
昨年のブログに、
ロンドンのトイレの話を書きました。
↓
ロンドンに行くならここ!おすすめインテリアめぐり5選とトイレの話
ロンドンに行くならここ!おすすめインテリアめぐり5選とトイレの話
9月末から10月にかけてロンドンに遊びに行ってきました。 思っていたよりも寒くはなくて コートは不要、そんな気候でしたよ。 さて。 日本にいると、 外出時にトイレ行…
コンビニがあるわけでもないし、
駅にいきゃぁあるかというと駅にもトイレなんかなかったりするし、
飲食店に入ったとしても従業員しか使えなかったりとかね、
日本で暮らしている感覚で街を歩いていると
意外とトイレがなくて、困るのだ。
百貨店が集まるようなちょっとした街中なら
公衆トイレがあるのでまだ、大丈夫。
公衆トイレは大抵、地下にある。
入口はこんな感じで、
男子、女子、とわかれているので
そこがトイレだとわかりやすい。
階段を降りると、駅の改札みたいな感じにゲートがあるので
小銭をいれて、入る。
トイレは有料です。
本当に普通のトイレでして、
汚くもないし、
臭くもない。
日本のようにさすがにウォシュレットがついているところは皆無だけれど
普通に気持ちよく使えるのだ。
手を洗うところは
お湯が出るところも多いし、
エアードライヤーはどこもかしこも
すんごい勢いで温風が出てくる。
超パワフル。
というわけで、街中を歩いている分には
こういう公衆トイレがあちこちにあるし、
デパートに行けば無料のトイレはある。
繁華街を歩いている分には、トイレは困らない。
さて。
少し話は脱線するが。
一人でロンドンなんかぶらぶらしているから
りかさん、英語は話せるんですね。
りかさん、そういえば英会話習ってるんですよね。
りかさん、英語はバッチリなんでしょう?
・・・と、言われたりして最近誤解されぎみなのだけれど
基本、なにひとつ上達してないし
あいかわらず英語なんか話せませんっての(苦笑)
(そんなんでよく一人で海外いこうと思うよね)
展示会に行くには、チケットの事前予約をしたり、
もしくは当日、窓口で入場手続きをするわけだけれど
How old are you?
・・って簡単に聞いてくれりゃぁわかるわけだ。
わたしでも。
だけど
Which age bracket do you fall into?
・・・って聞かれたりするもんだから、もう、わからんくなりました。
なんつってんだ?
sorry?sorry?ってもう何回も何回も聞きなおしちゃう。
っていうレベルなのだ。
そもそも、ネイティブのイギリス人の発音なんか
anything else?
っていう簡単なフレーズすら
聞き取れないこともある(笑)
というわけで、
私の英語力はなかなかに低いのだ、ということを
覚えておいて欲しい。
(翻訳サイトとか、翻訳アプリを使って会話をしているのか?と聞かれたら、それはNOである。
実際に人と会話するときに、いちいちアプリを介しているヒマなんかないでしょう?
もうその場で身振り手振りで乗り切るのだ。みんなちゃんと、分かり合えるまで付き合ってくれるから大丈夫)
さて。
話を戻そう。
私は、ロンドンに旅立つ初日に、生理になった。
羽田空港で日本製のナプキンを買い込んだ。
もちろんロンドンにもナプキンは売っているのだが
そして、本日のブログの冒頭の写真。
真っ白なジーンズを履いている。
そして、ロンドンのトイレ事情。
街中や繁華街を歩く分には困らない。
繁華街を歩く分には・・・だ。
展示会場に向かうため地下鉄を乗り継いでいた。
せっかくのロンドンだと思うと、どうにも私は
街の端から端まで歩きたくなる習性がある。
自分の足で、街を知りたがる。
んだもんで、目的地よりも少し手前の駅で降りて
ぶらぶらぶらぶらと歩いてみることにした。
駅にもトイレはなく。
住宅街には店もなく。
公衆トイレもなく。
なんもなくて。
全国の女子ならこの感覚、おそらく全員、理解してくれると思うんだけど・・・
あ。
漏れた。
・・・わかりますよね?
ナプキンから漏れたな、っていうあの感覚。
やばい。やばい。やばい。
生理2日目。そりゃもう、大量の・・・。
よりによって真っ白なジーンズだ。
わざわざ確かめる必要もなく、
恐らく私の後ろ姿は、
お尻が真っ赤に染まってしまっているであろうことが・・・わかる。
いろいろ恨むよね(笑)
なんで白い服着てきたんだ、とか。
なんで歩こうなんて思ったんだ、とかさ。
まぁ、泣きたい気分になっていると
奇跡的に1軒のレストランを発見。
神様、サンキュー!
Are you open now?(やってますか?)
入口のところできいたら
1名様?どうぞ入って♪と
席に通されました。
神様、サンキュー!
Excuse me,Can I use the toilet?
(トイレ貸してもらえませんか?)
従業員用のしかないんだけど、まぁ、いいわ、どうぞ
・・・と言ってくれたのでありがたいと思い、
着替えをしたかったのでスーツケースごと持って
トイレに行こうとしたら
ダメだ、と言われるわけだ。
ノーノーノー。
そのスーツケースは持ち込まないでくれ。
トイレは貸してあげるけど、カバンは置いていけ、というわけ。
服を汚してしまったので着替えたいのだ。
着替えがこのカバンに入っているのだ。
・・・とっさにそんな英語、出てこないもんでね、
オー・・・sorry・・・
I want to・・・・change・・・ナプキン・・・
change・・・・uhhh・・・なんだ・・・カバン、
ダメ?・・・please・・・
ひどい(苦笑)
ごちゃごちゃ言っててもなかなか伝わらんし、
とにかくまぁ、カバンは持ち込むな、ってのは変わらないので
その場でスーツケースをあけて
荷物を広げて必要なものを取り出して・・・
カバンをそこに置きっぱなしにして
地下に降りてってトイレを貸してもらいました。
そんで無事に、お着換え終了。
英語の話せない、変なやつがきて、
店の中で、床の上に荷物広げて
なんだこいつ?と思われたっぽいけど
気にせずに朝ごはんをここでオーダー。
英語が話せないってわかると、
相手も簡単な言葉で話しかけてくれます。
What country are you from?
変な日本人だぜって思われたっぽい。
店内は貸し切り。
頼んだのはホットチョコレートとクロワッサン。
なんか美味しかったな・・・(笑)
ちゃんとチップ置いてきました。
そんな感じで、ドタバタと私は
一人旅を楽しんでいる。
というわけで、この日の夕方。
用事をすませてホテルに戻り、
近くのコインランドリーまでお散歩。
財布とスマホと汚れものだけを持ってロンドンの街をぶらぶらするのも
悪くない(笑)
コインランドリーって、日本にいてもそんなに利用したことがなくて
使いかたがよくわからない。
着いて5分ぐらいのあいだ、
他のお客さんのやり方をじーっと見て観察していた。
ほうほう、あそこにお金をいれるんだな。
ほうほう、洗剤をそこに投入するんだな。
あとは、本でも読みながらまてばいいのか。
なるほどなるほど。
よしっ・・・と思って座っていたベンチから腰をあげたら
コインランドリー内にある奥のクリーニング店のおじさんがおもむろに近づいてきて
やりかたわかるかい?
とインド訛りな英語で聞いてくれたので
I don't know.
How can I do?
つったら、手取り足取り、全部教えてくれました。
そうだ、洗剤が欲しいって伝えたいんだけど
洗剤ってなんていうんだっけ・・・
googleで調べたらdetergentって出て
デ・・・デ・・・なんて発音すんだ?ってモタモタしてたら
washing powderは必要かい?
っておっちゃんが聞いてくる。
なんだ、ウォッシングパウダーでいいんかい(笑)
Yes! I need!
洗濯物を突っ込むときと、取り出すときは
それとなく視線をそらしてくれるっていう配慮もちゃんとしてくれたりね。
おっちゃん、いい人。
洗濯は£4
洗剤は£1
ロンドンのコインランドリーで
私の白いおパンティと白いジーンズが
ぐるぐるぐるぐるウォッシュされている、の図。
なかなかシュールで
ひとりでニヤニヤしちゃいました。えぇ。
コインランドリーからホテルまでの帰り道。
教会の前を通る。
ロンドンには本当にあちこちに教会があるよね。
いちいち立ち寄ってしまう(笑)
それからこんなアンティークショップ。
これもまたいちいち立ち寄ってしまう。
私は霊感ゼロ人間だからあれですが・・・
恐らく、この手のものには
やまほどいろんな霊がくっついているような気がする。
店の中、やたらと鳥肌がたつわけで。
アンティークって基本、そんな感じよね。
そんなことない??
無事、血に染まったあれやこれやは
元通りの白いものになりました。
ホテルに戻って気が付いたのだけれど
地下にコインランドリー室がありました。
・・・おいっ!
本日のブログはこれでおしまいです。
実はこの日、とても安い部屋に泊まってたのですが
ホテルが襲撃されました、っていう話はのちほどまたね。
次回は
展示会のお話に戻ります。
ロンドン&パリのレポートを数回にわけてご紹介していきます。
●インテリアのトレンドカラーはピンク!/LONDONレポート1
●流行最先端の街、イーストエンドとLONDON DESIGN FAIR 2018前編/LONDONレポート2
●流行最先端の街、イーストエンドとLONDON DESIGN FAIR 2018後編/LONDONレポート3
●真っ白いジーンズが血で染まる・£4のコインランドリー/LONDONレポート4
●100% DESIGN! 展示会場で見たのはピンク色と植物/LONDONレポート5
●デザインホテル、安宿、5つ星高級ホテル、それぞれのホテルインテリア/LONDON&PARISレポート6
●レンガレンガロンドンと、イシイシパリ/LONDON&PARISレポート7
●世界最大級のインテリアショールーム「チェルシーデザインセンター」に行こう!/LONDONレポート8
●デパートのインテリア売り場が充実しすぎてすごい!/LONDONレポート9
●シーズンオフの、パリ・デコオフ会場を歩く/PARISレポート10
●旅の備忘録・ユーロスターでロンドンからパリへ/LONDON&PARISレポート11