何がそんなに臭い?!台湾旅行で嗅いだ匂いの正体/Does Taiwan Smell? Here's the Truth Behind the Odor!
こんにちは!インテリアコーディネーターの三宅利佳です。インテリアデザインの話はいったんお休みして、今回は台湾訪問記をお届けします!いろいろ衝撃的だったのでぜひ最後までご覧くださいませ!
あぁ、楽しかったなぁ~。
では早速、どうぞ!
台湾には、台北101などの高層ビルが立ち並ぶ都会の顔と、古い町並みや朽ちかけている建物・夜市などの雑多な景色、いろんな楽しみ方が出来る魅力的な国だったと思うんだけど・・・それにしても「匂い」の記憶が強烈すぎて他の体験が薄れるのよ!
いまでも鼻の中に匂いが残っているような錯覚に陥る
新しくてモダンなホテル、老舗の古いホテル。3泊4日の旅行で、その両方にお泊りしてみたんだけれど、老舗ホテルの部屋にチェックインした時から、台湾の匂いの呪縛が始まったんだと私は思っているぞ
見た目、すごいきれいな部屋だった!でも謎の匂いが充満してた!
下水。下水のにおいだよね。これは正直、しんどかった!
台湾を歩いていると、なんか臭いなぁと思う場所がいくつもありました。それは、下水から立ち上がってくる「ドブ」の匂いです。相当キレイなホテルの部屋でさえも、ドブの匂いがしたんです。台湾に在住している日本人のブログを見つけ、バスルームやトイレの排水管の匂いに悩まされている人が少なくないと知り、私はとても納得しました。
というわけでみなさんこんにちは。3泊4日で親子2人旅をしてきたインテリアコーディネーターの三宅利佳です!
リフォームの現場で、トイレの交換工事をすることがあります。既設便器を外すと一時的に排水管がむき出しになるのですが、あの時間帯だけトイレの周辺は下水・ドブの匂いがたちこめるんです。職人さんたちは平気な顔をして作業をしてくれますが、どうしても私は苦手で(えずいてしまいます・・)ついつい部屋から離れてしまうんです。その匂いをですね、台湾ではいたるところで感じたのですよ。あぁ、下水の匂いだなぁ・・・と。
下水の匂いだけじゃないよ!夜市は強烈だったぞ!
夜市というのは、規模の差はあれど台湾のいたるところに存在する屋台街です。飲食の屋台がずらーっと並び、観光客もいれば地元の人たちの晩御飯の場にもなっている、活気のあるエリア。おいしそうな匂いがたちこめるエリアともいえるのですが・・・
えっとまず・・・台湾は基本的に「八角(はっかく)」の匂いに支配されている
下水の匂いはデフォルトで
台湾の人は、命を無駄にせず、肉だけじゃなく1滴の血も余すところなく料理に使うのだそうで、この豚の横には内蔵も血(バケツに入ってた!!!)もパーツごとにわけて売られていました。ショーケースやパックにいれてラップされているでもなく、むきだしのままね。
ううう・・・死体の匂いがする・・血の匂いがする・・・・おえおえおえおおぅぅぅぅっ
そして臭豆腐!!
台湾にはその名もずばり「臭豆腐」という料理がありました。臭い豆腐?!日本にも臭い食べ物はありますよね。納豆なんか代表的じゃないですか、外国の人が決まって「おえぇ~!!!」ってやる定番の臭い食べ物。それから「くさや」。「くさや」なんてほとんど動物園の糞尿の匂いと一緒じゃないですか、えぇ、認めますよ、あんなもん食べ物の匂いちゃいますやん!っていわれたら言い返せません。でも、「納豆」も「くさや」も食べればおいしいじゃないですか。少なくとも私はどちらも食べますよ。
ですから、「臭豆腐」もきっと、食べたらそれなりに美味なんだろうと思います。それは理解可能です。ですが、残念ながら本能が!胃袋のゲートが!それを拒絶しました。ちなみに「臭豆腐」のほかに「大腸臭臭鍋」という料理もありました。死ぬほど臭くて近寄ることもできませんでした(なので写真もなーい)
何の匂いなのこれ。下水と死体と八角と生ごみを煮込んだらこうなるの?
おいおい、よそ様の国の料理に対してさすがにそれは言いすぎだろ!・・・とも言い切れない、臭さ。
臭豆腐を調べると、納豆菌やら青かびやらでいったん発酵させているのですが(それだけでも匂いそうだね)、あれやこれやと味付けをして最終的に二硫化メチルの刺激臭が発生する、とありました。二硫化メチルは、日本の法律では悪臭防止法(環境法)の特定悪臭物質に指定されていて、形容すると「腐ったキャベツの匂い」だと書かれています。
下水と死体と八角と腐ったキャベツの匂いが充満する、刺激臭のする食べ物。ごめん、全身から食欲が逃げていきました。
ちなみに欧米人が多いと、香水やフレグランスの香りがする人も多いし、日本人がたくさんいる場所だと柔軟剤の香りがしたりするけど、台湾の人はなんか無臭だよね!髪からも体からもなにも匂いがしない!
人間は無臭かーい。そにれしても夜市は匂いがきつすぎる・・・。お茶を買いにいったんコンビニに逃げよう。
えっコンビニもすごい匂うんだけど!!!!なんだこれは!!
日本のコンビニ(例えばセブンイレブン)にも、おでんが置いてありますし、独特の匂いが店内に漂っていますから、よそ様のことは言えないかもしれませんが・・・いや、なんですか、たまご?なんか一見おいしそう?煮卵的な?温泉街でいうこんにゃく玉みたいな?…と思って近づくと強烈な匂い。あぁ、この匂いが店内を支配しているのか。
要は、八角です
もう八角、苦手になる
そしてトイレから下水の匂いもするので、もう無理です、退散
脚が棒になりそうなほど町を1日中歩き(3万歩近く!笑)、キレイなところも路地裏も徘徊した台湾旅行。歴史もショッピングも食もいろいろ楽しみましたが、結論、臭かったという印象がやけに強烈に残りました。
もう2度と、八角と下水と死体と腐ったキャベツの二硫化メチルとにんにくと漢方と排気ガスの混じったあの匂いはごめんだ!!!・・・と帰りの飛行機の中では思ったのですが、こうして時間がたつと、またあの臭い匂いを確認しにいきたい気持ちになっています。
臭豆腐も、チャレンジしてみたらよかったかもしれない。(いや、やっぱ無理)
癖になる台湾であります。
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