日本とここが違う!台湾で体験したカルチャーショック、20選

来年から社会人になる、大学生の息子(22歳)と、台湾2人旅をしました。インテリアコーディネーターの三宅です、どうも!
台湾って、改めて地図でみるとほとんど沖縄の隣なんですね。東京から飛行機で4時間ちょいですが、九州からだと3時間もかからない、とても身近な国です。


台湾に到着してすぐ、こんなネットのニュースが飛び込んできました。

息子

おいおいおい、北朝鮮がミサイル打ったんだって。沖縄らへんに向けて

わたし

えー、やだー、この辺じゃん

ロシア・ウクライナ、イスラエルとハマス、台湾有事の危機感もあり、世界平和はいつも不安定です。
私たちは3泊4日で台北(タイペイ)に滞在しました。台北の街には「防空避難」の表示看板があったのが印象的でした。それは地下街へと誘導する看板で、通常はアーケード、ショッピングモールになっているのですが、いざミサイルが飛んでくる事態になったら逃げ込んでということです。収容できる具体的な人数も表示されていました。本当に人々が避難する日が来ないことを切に願いたいと思います。

さてさて今回は、3泊4日の台湾旅行で感じた、日本と違う!カルチャーショックを以下にご紹介します!

日本と違う!台湾のカルチャーショック①

街に【防空避難】の表示がある

台湾では、他国からのミサイル攻撃を想定した軍事避難訓練を、一般人を対象に街レベルで行うそうです。日常の景色は平和そのものに見えますが、旅行中タイムリー(?)に北朝鮮がミサイルを発射したニュースもあったりしましたので、シェルターがある街に暮らすということや「いざ」という日があるかもしれないんだなぁということを改めて意識させられました。

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック②

右側通行

台湾の道路は右側通行!みんな右側を走ります。ですから車は左ハンドルです。(ちなみにエレベーターも右側に立ち、左側を空けておくスタイルでしたよ。エレベーターについては日本でも関東と関西で右側・左側の違いがあるので、もしかしたら台湾国内でも地域差があったりするのかな?)

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック③

トイレットペーパーはトイレに流さない

空港や主要な駅、デパート。都市部は日本製のTOTOのウォシュレットが普及し、清掃員の方もたくさんいて、トイレそのものは普通にキレイです!しかし、下水処理の技術が未発達なのか、トイレットペーパーが水に溶けないのか・・・トイレにトイレットペーパーは流してはいけません。使用済みのペーパーは備え付けのダストボックスにポイするのです。日本人にはなじみのない習慣なので、無意識にうっかりトイレに流してしまいそうになりますっ。まれに、ホテルなどでは「トイレットペーパーを流してもいい」場所もありますが、基本的にはダストボックスにポイ!なのです。ちょっと抵抗あるよね・・・!

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック④

コンセントが横向き

プラグの形状は日本と同じA型なので、日本から持ち込むスマホの充電器もヘアーアイロンもパソコンも、変換プラグ不要でそのまま使えます!ですが、台湾でみかけるコンセントやスイッチ類、その多くが横向きについていて、不思議な感じがしました。横にする理由があるのか、あるいは別に意味はないのかわかりませんが、縦につける日本と違っていたので、おもしろいなぁと思いました。

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑤

罰金が多い?

台湾では、地下鉄(MRT)の中や駅のホーム、公共の場所での飲食は禁止です。ペットボトルのお水を飲むのも、ガムや飴もNG!違反したら罰金をとられます。他にも、道を横断したら罰金、駆け込み乗車をしたら罰金、●●をやったら罰金っすよ!という表示があちこちにありました。実際、どのくらいの割合で本当に罰金をとられるのかは知りませんが、気をつけなきゃいけないことが多そうで要注意です!

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑥

鉄道の切符がコイン

台湾にもJRとか地下鉄メトロ的な電車が走っているので、ICカードまたは切符が必要です。その切符とやらが、紙じゃなくてコインの形で、なんだかおもちゃみたいでめっちゃかわいい!!ICカードやアップルウォッチなどと同じ要領で、コイン型のこれをピっと自動改札機にかざすとゲートが開き、改札を出るときは貯金箱のような穴にいれて回収されます。プラスチックのおもちゃに見えるけど、中にICチップが埋め込まれているっぽいです。
※かわいいので、一番安い乗車賃の20元(94円)で1枚買って、記念用に使わず持って帰りました。

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑦

現金文化

自販機では現金またはLINE PAYなどが使える

北欧などに比べたら日本もまだまだキャッシュレス化は遅れていますが、それでも東京近郊で暮らしている限りは、ほとんど現金は使わなくなりましたよね。「コンビニでコピー機を使う時」と「ラーメン屋の券売機で食券を買う時」ぐらいでしょうか、現金が必要なのは。台湾の自動販売機はLINE PAYも使えますし、ホテルや空港ではクレジットカードが基本ですけれど、それ以外の場所では「現金のみです~」のお店も多いです。そこそこ大きなレストランだからクレカで行けるだろうと思ってもダメだったりします。

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑧

酔っ払いがいない?

台湾名物の「夜市」は深夜0時まで営業、デパートも21時か22時くらいまで開いています。17時ごろにとっとと閉店してしまうヨーロッパに比べ、台湾は日本と時間感覚が似ていて違和感がありません。治安も悪くないので夜に街をぶらつけるのですが、あれ?っと思ったことがあって、それは・・・お酒を飲んでる人がいないし、酔っ払いもいないぞ?ということです。これはけっこう衝撃的です。ロンドンはPUBに酔っ払いがたむろしてるし、ドイツは昼間っからビールでべろんべろんな人がいるし、東京だって歌舞伎町やら新橋やら・・に限らず酔っ払いはどこにでもいますよね。(というか、道端で酩酊している日本人の酔っぱらいぶりは相当恥かも!)
台湾の人はお酒を飲まないのかな?すごく不思議です。レストランにそもそもお酒のメニューが少ないです。台湾ビールはあるし、コンビニでもアルコールは売ってはいますから、飲む人は飲むんだと思いますが、飲酒の機会は少ないのかもしれません。

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑨

ゴキブリが多い!

これは仕方がないのかもしれません。沖縄みたいな気候で、湿度もあり、そりゃ育つよね・・・っていうサイズ感。夜市に繰り出せば道路を這いずり回っていたし、公園を歩けばたくさんの死骸が転がっていました。たった3泊4日の旅行で、いったい何匹のGを目にしたか・・・。いやだー!!!こればっかりは、、、いやだーーーー!!!(ホテルの部屋にはいなかったのがせめてもの救い)

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑩

路上の物乞い

どこに国にもいます。日本にだっています。路上の物乞い・ホームレスな人。で、台湾でも見かけました。人が多く集まる観光地には、物乞いの人も集まっている感じです。日本とちょっと様子が違うなぁと感じるのは、手がなかったり足がなかったりする身体障碍者だったことでしょうか。詳しい事情はわかりません、なんらかの事故で手を失い職を失った人なのか、生まれつきなのか、もしくは路上で物乞いをするためにあえて手や足を切り落とされちゃった人なのか、中にはプロ乞食といって実はけっこう裕福だったりする人もいるらしいのでその類なのか・・・真相はわかりませんが、まぁどこの国にもいますが、台湾でみた物乞いの人は独特な動き(パフォーマンス?)をしていたので、少し衝撃的でした。

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑪

服装がラフでカジュアル

私たちが滞在したのは11月で、日中は気温28度くらいの暖かい気候です。トレーナーとスエット、Tシャツとスラックス、足元はサンダルかスニーカー。台湾人のファッションで特に感じたのはスカートをはいている女性がほんの一握りの人しかいなくて、みんなズボンだなぁということ。全体的に化粧っけもなく、髪の毛も無造作。男性も、ビジネスマンであってもピシっとスーツを着ている人は少なくて・・・台湾人は総じてみんなユニクロみたいなカジュアルな服装なんだなぁと思いました。
誤解を恐れずにいえば、そう、おしゃれな人がいない!・・・って感じたしだいです。いや、知っていますよ、台湾にも今をときめくファッションデザイナーはいるし、ファッショナブルな人もいるのです。ネットで検索するとおしゃれな台湾人のファッションスナップあります…けど!私は見かけなかったぞ!?ちなみに女性がスカートを履いてないのは、原付バイクに乗ってる人が多いからですかね?

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑫

バイクが多い!

台湾はバイク王国でした。めちゃくちゃ原付バイクが走っています。信号待ちしている原付集団・・・青になると一斉に動きますがけっこうなスピードで飛ばすので怖いっちゃぁ怖い。台湾は治安はいいのですが、交通事故はめちゃくちゃ多いそうです!気を付けるべきは原付バイクとの交通事故です。自ずと、バイクショップもたくさんみかけました。

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑬

臭い・匂い

台湾を語る際に、匂いの話を無くしては語れない。それぐらい、匂いについては強烈な思い出が出来ました。なんならもう、トラウマです。なんの匂いかって?匂いの話については別記事で特集します。えぇ、えぇ、ぜひとも特集させてください。台湾旅行中、私は何度、嘔吐反射に見舞われたことか。

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑭

治安がいい!

酔っ払いがいない?ことも連動しているのかもしれませんが、非常に治安がいいと感じました。観光地にスリはいるかもしれませんし、電車には「性犯罪に注意!みかけたら110番を!」の貼り紙がありましたので痴漢や盗撮犯もいるのかもしれません。普通に気を付けるべきではあると思いますが、
台湾人は根本的に、道徳的でルールを守り協調性があり、いい人達だと感じます。

参考までに、世界で治安がいい国ランキング2023年版をみると、台湾が3位で日本は8位です!

出展元
NUMBEO


もうひとつ参考までに、世界平和度指数(Global Peace Index)2023最新版によると、163か国中、日本は9位で、台湾は33位です。

出展元
Institute forEconomics& Peace

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑮

想像以上に日本!

いやーほんと。想像以上に日本のものは多かったです。こちらの記事に書いておきましたのでよかったらどうぞ。

3泊4日の台湾旅行が期待外れだった?!その理由とは

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ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑯

ベジタリアンが多い

国民の14%がベジタリアン(素食)なんですって。(ちなみに日本のベジタリアン率は5%)
なかなかの割合ですよね!ナチュラルフードを謳っているいるわけでもない普通のレストランにも、ベジタリアン向けのメニューが揃っていました。ベジタリアンが多いのは、主に宗教的な理由だそうですが、動物がかわいそうだからとか、健康を気遣って、という理由で菜食主義を選択した人もいるようです。とはいえ・・・台湾で「サラダ」ってあんまり見かけなかった気がします。生野菜って食べないのかな?と思ってネットで調べたら、台湾人は野菜に「虫がついてる」「農薬が付いてる」からナマでは口にしたくなくて「炒めたほうがおいしい」と思っているらしいです。

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑰

空気が悪い?

タクシーやバス、電車を使って移動中、流れゆく街の景色を眺めていました。連日お天気がよく快晴が続いていましたが、空にはうっすら灰色のもやがかかっていました。あぁこの景色、子供のころにみたなぁと思い出したんです。公害・光化学スモック注意報が出るときの空の感じがまさにこれでした。原付バイクが多いから排気ガスもあるのでしょうか、台湾の大気汚染は深刻で、問題視されていますよね。まだ公害問題があったころの昔の日本の空気のようだと感じました。街中でマスクをしている人が多い(7割ぐらい?の体感)のはてっきりコロナ対策だと考えていましたが、どうやらそれだけではないのかもしれません。

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑱

衛生観念

売り物が地べたに直接置かれている光景を目にしました。1か所2か所ではないので、日常風景なんだと思います。ゴキブリが多いとさきほど書きましたが、屋台やローカルレストランでは洗ったお皿も地面に直置きしていたり、フルーツや野菜はカビが生えてるんだか腐り始めてるんだか微妙な状態(ぎりアウト?)も見かけました。調理して熱を通せばOKでしょっ、って感じなのかもしれません。店内は消毒を徹底し、ビニール手袋をして、髪の毛が落ちないよう帽子をかぶり、食器類は煮沸しろ・・・な~んて日本レベルな潔癖さは要求しないにしても、ちょっと抵抗があるっちゃぁありました!(でも見ないふり!!)
日本でも、屋台の食べ物には抵抗がある人はいますよね。そういう人は、台湾のローカルレストランや屋台はきついかもしれませんので、ホテルのレストランや高級店に行くことをおすすめします!

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑲

カジュマルがかっこいい!

台湾で見かけた植物・樹木、枝から木根が垂れ下がりめちゃくちゃかっこよかったのですが、これはガジュマルなんですって!ガジュマルって、観葉植物のこれじゃないですか。

ガジュマル



ガジュマルは野生で育つとこうなる

ガジュマルは、湿度があると木根(きこん)を出し、地面にむけて伸びていくそうです。だからこんなに垂れ下がってかっこいい姿に!日本ではみかけない成長のしかたです。

台湾のガジュマル

ここが日本と違う!台湾のカルチャーショック⑳

味覚の違い!

同じアジアじゃないですか。いうて、小籠包とかタピオカとか知ってる味じゃんって思うじゃないですか。グルメ旅行を普通に楽しみに思うじゃないですか。・・・・いや~、認識が甘かったです。やはり、そうはいっても異国の味でした。

烏龍麺(ウーロンメン)というメニューがあったので頼んでみました。烏龍茶のような色の醤油ラーメン的な食べ物を想像しましたが出てきたのは「うどん」でした。あぁ。うどんなのか。うどんなのね。まぁうどんでもいいんです。で、透明なスープなのでダシが効いていると思いきや、昆布をぶちこんだお湯、といったところだろうか。昆布は、沸騰して煮立たせてしまうと海藻臭さやえぐみが出ますがなんかそんな感じでナマ臭い。豚肉が入っていましたがアクはすくいきってない感じ。塩っけは薄いので、具材の野菜はほとんど「お湯でゆでた味」でした。完成品は一応おいしい?風にはなってるのですが、なんかちがーう。

屋台で食べた餃子はおいしかった!たれは甘くて違和感あったけれど、日本でも九州ではお刺身のお醤油が甘かったりするのを知ってますので、これはアリです♪

そして台湾のお茶。いろんな種類があってどれも香り高い!要はハーブティです。ハーブティ苦手な人はあれかもしれません・・・味の主張が強かったです。日本の緑茶・煎茶がいかに繊細な香りと控え目な味なのかを知りました。

夜市でたべる台湾料理
バッキバキに八角のスパイスが効いている


台湾人は、日本食を「しょっぱい」と感じると聞きました。逆をいえば、日本人からすると台湾の味付けは薄いかも。塩っけは薄いくせに、匂いは独特な主張をしてくるからびびります。世界にはいろんなダシの文化があって、私はやっぱり「かつおだし」が馴染みがあって好きです。コンソメや、ブイヨン、上湯(シャンタン)、西洋東洋おいしいダシはたくさんありますけれど、台湾のダシはなんていうか、全体的に漢方とか薬膳を感じます。

ホテルのレストランで台湾料理(バイキングスタイル)



ルーローハン、めちゃうま!という人がいます。いうてあれ、八角(はっかく)の匂いすごくないですか?イメージしている「豚肉を甘辛く煮たやつをご飯にのせて食べるの♪」と全然ちゃいますやん。鶏肉、カモ肉、豚肉、なんにせよ肉料理はもれなく八角(はっかく)が使われている確率が高いですし、にんにく、パクチーも相当使って漢方とか薬膳の味。日本で食べる台湾料理は、日本人向けにアレンジされていたことに気づきました。

ローカルレストラン
日本でいうファミレス/バーミヤンみたいな感じの味だった
スパイス控え目でおいしい


息子

僕は、台湾の人はみんな日本語が上手だなぁと思ったよ

わたし

わたしは衛生観念の違いがショックだったけど、逆に日本人は異常に潔癖すきなんだろうね。少しおおらかになるぐらいがちょうどいいのかも。

息子

それにしても台湾の匂いは強烈だったね。まだ鼻の中に残っているような錯覚になるよ。

わたし

よしっ、じゃぁ次は匂いの話をしましょうか!

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