無地でもこんなに素敵になる!オーダーカーテンの世界

カーテン選び、どんな柄にしようかしら!あれこれあって楽しいですよね。
インテリアコーディネーターの私も、カーテンのプランニングは大好きです。しかし、こんなにいろんな柄が世の中にあるのに実は「無地」を提案することが少なくありません。



#あえて無地にいく?


無地だからといって「没個性」なんてことはありません。いまからいろいろ事例をご紹介しますのでちょっと見てほしいのです!


こちらは「白」と「グレー」の無地のカーテンです。ただし、素材にめちゃくちゃこだわっています。麻/リネンです。白とグレー・・・と言いましたが訂正させていただきましょう、「クリームホワイトとチャコールグレー」の2色です!(言い方!)
裾をダブルフリルのように仕立てています。カーテンを縫うというよりも、スカートを作ってもらう感覚で縫製指示を出しました。

小窓のシェードは、センターにアクセントリボン。女の人がラフにネクタイを巻き付けたようなマニッシュなイメージでデザインしました。

ブレイクスタイル(裾をひきづるスタイルのことね)のバランス感も含め、私のお気に入り事例のひとつです。無地だからといって決して「なんかフツー」なわけでもないのです!

もう一つ別の事例をご紹介します。本当に本当に普通の無地のファブリック。サンゲツの生地を採用しました。虹のように7種類をセレクトしてお客様のお好みの順番で縫い合わせたものなんです。

レインボーいや~確かに使っているのは無地の布ですけどね・・なんてカラフルなシェードカーテン!とてもかわいく出来ました。ご家族みんなで色選びを楽しまれました。

何度も言いますが無地のファブリックなんですよ。けれどもとっても個性的です。かわいくてPOPで、お客様のお好みにぴったりな窓辺になりました。没個性なんてとんでもないです。(むしろやりすぎなぐらい!)

もうひとつ別の事例をご紹介いたします。無地のファブリックを使ったカーテン・・・なんですが

えぐいほど手の込んだ手縫いのカーテン。シンプルなレース生地を使ってドレッシーなデザインを作り出しました。

この時のプレゼンのお話は過去ブログにも残してあります。

玄関のカーテンをご提案するときのプレゼン資料の話

プレゼン資料の話をします。お施主様はあまり興味がないかもしれませんが、ブログをお読みいただいているインテリアコーディネーターさんには少しぐらいは参考になるかも…

いかがですか。カーテンは「柄」だけじゃない。無地だって無限大の楽しみ方ができる、というわけです。


紺色とホワイトのリネンを組み合わせて男の子のシャツのようなイメージで仕立てました。アクセントのボタンを縫い付け、前身ごろの折り返しようにしたところに白い糸で手縫いのステッチをつけてもらう・・・。アップの写真だけをみると本当にシャツみたいですがちゃんとカーテンです。

日本人の私たちは「人と違う」「世界にひとつのあなただけの」・・・なものよりも、「みんなも選んでるので人気がある」「一番問い合わせの多いもの」・・・のほうが安心だと思う性格の人が多いんじゃないかなと私は思っているんですが、だから定番、人気、ベーシック、そんな無地のファブリックをチョイスして安心していただきつつ、デザインでちょこっと遊ぶのが上品でかっこいいインテリアに出来るんじゃないかなぁと私は思っているんでございますの。

カーテンについて、よかったらこちらの記事も合わせてごらんください♪

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