泣く

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泣いている顔。
フォルナセッティのパネル。

この前、息子に聞かれました。

「卒業式も、謝恩会も、お遊戯会も、運動会も。
他のお母さんたちは感動して泣いているのに、
うちのママっていっつも泣いてないよね。
ママってどんなときに泣くの?てか泣くことあるの?」

そうなんです。
私、本当に、「人前では」泣かない女なのです(苦笑)
みんなが感動して感極まって泣くような場面、
なんか引いちゃうのです・・・・。
(だから、「いい人」って一度も言われたことがない人生43年なのでしょう)

ところが実は、人前では決して泣かないのですが
ひとりでこっそり泣いていたりします。

「ママも本当は泣いているのだよ、みんなが見てないところで」

息子、信じられないという顔できいてくる。

「どこで?どんな時に?」

「うーんと。例えば・・・
”歩道橋の上振り返り焼けつくような夕日が”あったりすると泣くよ。
オレンジの景色に包まれてグワーっと涙が出てくる。
尾崎豊世代ならわかると思うって話」

「俺、"夜の校舎窓ガラス壊して回る"世代じゃないからわかんない」

「いや、よくわかってんじゃん(笑)
あとは、電車や人混みの中でもよく泣いてるよ。
この世の中の偶然や必然を感じて心が震えて涙が止まらなくなるんだよ。
おとといぐらいも乗客の人が不審に思うくらい、人目もはばからず泣いた。
かなり変な人だったと思う」

「めちゃめちゃ人前じゃん、それ」

「知っている人がいなければ、それは人前じゃなくてただの景色の一部だから。
あとは、飛行機乗った時。乗るたびに泣くね。飛行機を誘導してくれるマーシャラーとか見て泣けてくる。
黙々と自分の持ち場を守って働いている人みると、ママはすぐに感動するの。
あとこの前グっときたのはね、宅急便。
夜の8時に荷物を発送したんだよ。
次の日の朝ね、新幹線で兵庫県の現場に行ったらその荷物がちゃんともう届いてたの。
あぁ、この荷物を夜中じゅう運転して黙々と届けてくれた配送の人がいるんだと思ったら
これ感動で涙が出た。あの時は業者さんたちがいたからこっそり泣いたけどね。
あー。あと。このまえ見た映画の、アベンジャーズのウルトロンのやつでは、
双子のお兄さんが死んだ場面で少しウルっとしておいた。これはわかりやすいでしょ?
あとは、キッチン。モヤモヤした気持ちのときはキッチンで泣いている。キャベツを刻みながら。
あとは・・・」

「いや、もういいわ。つまり、俺としては、ママの涙は意味不明だということが分かった」

あ、そーっすか。

本日の画像は阿佐ヶ谷の物件のコーディネート事例。
この案件もぼちぼちアップしたいんだよなぁと思いつつ
半年放置状態です。

奈津子さんが「3人のインテリアコーディネーター展」のまとめブログを書いてくれました。
すべての部屋が完売となりまして
無事に終えることが出来ました、のご報告です。

(やっぱり、最後にちゃんと締めてくれるのは奈津子さんよね~♪)