気づかいを気づかせない、茶道の教えに興味津々!
気づかいを気づかせない、茶道の教えに興味津々!
こんにちは。インテリアコーディネーターの三宅利佳です。
最近、茶道に興味があります。
茶道の魅力はなんですか?とお茶を習っている方にお聞きしたら「察する、を知る…ということではないでしょうか」と教えてくれました。様式美にのっとって決まった動作をする中で、季節が変わった気配に気づく、畳が新調されていることに気づく、先週と髪型が違うことに気づく、昨日と違う配置に気づく、人の気持ちの変化に気づく・・・。茶道をやると、360度、神経を張り巡らして「察する」ことの修行になります、というのです。
察することを知る?なにそれ。めっちゃ興味わきません?!
と同時に、こんなこともおっしゃってました。「気づかいを気づかせないという、気づかいの文化」だとも。(ややこしいなぁ)
きれいに掃除した気配を消す?
例えば客人をもてなすとき、玄関の前をきれいに掃くと思うのですが、チリ一つない状態にしたままお迎えするのは野暮である、愚者のやることだというんです。それだと「あぁ、自分を迎えるために掃除をしてくれたんだな」と客に気を遣わせてしまうのでよろしくありません。徹底的に掃除をしたあとに3~4枚の枯れ葉をわざと散らしておくのが茶の心ではないかと思うんですよ、と。気を使ったことを気づかせないように気づかいをする、それが茶道の教えだと言われ、私はもっと茶道を知りたくなったんです。
それで思い出したことがあります。私が子供のころの話です。日曜日は父が昼近くまで寝ていることも多かったのですが「パパは毎日お仕事で疲れているから、起こしたらだめよ。寝ている間は静かにしなさい!」と母に怒られ、父が起きるまでは騒がないようにしつけられました。父が寝ている間、母は掃除機をかけることも絶対しなかったように思います。掃除は人がいない間にやるものだ、と(そんなこと言ったかどうか、本人は覚えてないかもですけど、私は聞いた覚えがあるぞ)。
現場でアピールしがち
インテリアの仕事をしていると、お施主様のリフォーム物件を掃除することがあります。そんなことは人知れずやればいいのに、わざわざ(?)お施主様が現場に顔をだしてくださる時間帯に合わせて作業しがちな自分を、猛烈に恥じているこのごろなんです。「わぁ、三宅さんじきじきに掃除してくださっていたんですね!ありがとうございます」とお施主様に言わせてしまって、やってますアピールをしていた自分、もう~恥ずかしすぎて(!)
察するを知る
気づかいを気づかせないようにする、気づかい
茶道を通して、人生を勉強しなおそうと思っている2024年のわたしです。
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