ブラックポップの張地がCOOL!アームチェアがインテリアコーディネートの主役になる

昨年10月に東京ショーハウスという展示会を開催しました。その際に作ったブース、自分では相当お気に入りなのですが、中でもオーセンテリア様からお借りしていた家具「椅子」について今日はちょっと語らせていただきたい!

六本木のインテリアショップ・Authenterior

オーセンテリア
石黒久美子さんが運営されている、六本木のインテリアショップなのですが、店舗面積は小ぶりといえど内容についてはどれもこれもテンション爆上がりのインテリア空間。
IKEAとニトリの家具しか見たことがない民衆どもは思う存分腰を抜かすがいい。「世界にはこんなに素敵なものがあるのかぁ!」とショックを受けて一度死ぬのがいいわ、藤井風。

外観
小さなショップ
店内に鎮座していた1脚

ショップのドアを開けたときに響くドアベルの音で、もう「うきゃ♡」ってなります。随所にこだわりを見せるお店作りでヘリンボーン張りの床もかっこいい。
奥に入った一角にアームチェアが1脚置いてありました。私、ひとめぼれですよ。なんこれ!めちゃめちゃかっこいい!

そんなわけで、東京ショーハウスの展示ブースにお貸出しをいただくことになり、10日間、皆様にもお披露目となった次第です。

東京ショーハウス
1番地
三宅の担当ブース

椅子の脚で本を踏んづけているスタイリングをしました。よく見ていただくと、ルイヴィトン・アビゲイルアハーン・ケリーホッペンといったデザイナーたちのBOOK、ヘルべチカ(世界中で使われている王道フォントデザイン)の本です。世界の著名なブランド・デザイナーを踏みつけているという、三宅なりの挑戦的な展示でございました。(伝わった人、どれくらいいたかな~)


ぶっちゃけトークをいたしますと、椅子をお借りするにあたりオーセンテリアさんからNOTICEがありまして。「お貸出しはいたしますが、1点もので売り物なので、絶対にご来場の方々に座らせないようにしてください。椅子の上に人形を座らせるか、座っちゃダメの張り紙をするか、なんらかの対策の上、お願いします」と。


座面に人形や本を積んでおくのはありきたりすぎて嫌だったので(ましてや座っちゃダメの張り紙なんて絶対やりたくない!)、椅子なのに誰も座らない状態にしておくには?と考えたら、斜めになって不安定にしておいたらいいんじゃないかというのが私の発想です。おかげ様で、誰一人この椅子に座ろうとする人はおりませんでしたのでめでたしめでたしでございました。

かっこいい椅子だね!と
皆さん興味を持ってくれました
座る人はいなくてよかったです



この椅子、本体は5代続く老舗メーカー【コルネ】のものなんです。
コルネは、フランス政府から無形文化財企業として認定され、ホテルなどハイエンドな業務用家具を作っているブランド。
そこに、イギリスのデザインレーベル【ブラックポップ】のファブリックを張り込みました。
イギリスの国立美術館の天井画を再現し、ジャズのインスピレーションを散りばめてデジタル処理した布。古典芸能と最新テクノロジーを掛け合わせた、なんてパンキッシュな柄なのでしょう!


※ちょっとまって、意味がわからない・・・本体?張り込む?って思った方にご説明します。インテリアにもオーダーメイドの世界があります。お店に売ってるものを「これください」と買ってきて、ポンと部屋に置く家具だけではないのです。パーツを選んで、ブランドをミックスして、オリジナルのアイテムを作る・・・椅子1脚手に入れるために何回も打ち合わせをし、パーツを輸入し、工場で加工し、何か月も待つ。そういう世界がインテリアにもざらにあります。



こちらそんなわけで一点もので33万円(税別)、もう売れちゃったかな?どうだろう?気になる方は私あてか直接オーセンテリアさんに『東京ショーハウスでみた椅子売ってますか?』ってお問い合わせください。

手軽に取り入れるクッション


ブラックポップってちょっと退廃的なデカダンスの空気感、まとってますよね。カーテンにするのも超おすすめ!
今日ご紹介した椅子、33万かぁ~・・・という方には、ブラックポップの生地のクッションバージョンあります。クッションなら気軽に取り入れられます!(いうほど気軽な価格ではありませんが)

仕様・価格
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このテイストが似合うインテリアコーディネートのご依頼、めちゃめちゃお待ちしております!予算たっぷりご用意の上、ぜひご検討ください。
ではまた!

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