【あなたの知らない世界?】暮らしを彩る壁紙の魅力と豊富なバリエーション
【あなたの知らない世界?】暮らしを彩る壁紙の魅力
【平日朝7時に更新するインテリアブログ】
こんにちは。インテリアコーディネーターの三宅です!ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
年の瀬が迫り、皆様ご多忙のことと思います。インフルエンザも流行っているようですね。私はめちゃめちゃ元気ですが、さて、皆様はいかがお過ごしでしょうか!
冒頭の画像、ゲストハウスのリフォームでご提案した壁紙なのですが、これがもうね、めちゃくちゃかっこいいんです。
\貼ったのはこの品番/
SGB2042
壁紙にはいろんな種類がある
住宅の壁は、日本の場合「壁紙」を貼って仕上げることが多いのはご存じでしょうか。壁紙のほかには漆喰やペンキなど、何かを塗って仕上げる方法と、木材やタイル・石といった何か硬いものを貼る方法もありますが、9割は「壁紙」だと思っていて間違いありません。
壁紙は、色や柄が豊富なのがメリットですが、壁紙・・・という名前のくせに、実は紙製じゃなかったりします。一番多いのは塩ビ製(一般的にビニールクロスと呼んでます)のほか、フリース製、紙製、布製など、、素材の違いも実はさまざまなんです。で、なおかつ値段の差もえぐいくらいにある、非常にバリエーションの幅が広い商材なんです。
量産クロス
例えば、ハウスメーカー・工務店さんで家を建てるときの標準仕様になっているのは、実はいっっっっっちばん低コストな壁紙です。「白」のバリエーションは揃っていますが、色柄はほとんど選べません。材料代としては「780円/㎡」ぐらいです。
※業界では「量産クロス」と呼んでいます。
定番クロス
そこで、もう少しこだわって色柄を選びたい人や、部分的にアクセントをいれたい人におすすめするのが「定番クロス」「1000番クロス」と呼んでいるものになります。おしゃれな柄が豊富で、選ぶ楽しさを存分に味わえます。材料代は「1,100円/㎡」ぐらいです。
輸入クロス
海外から取り寄せた壁紙は、日本製とは違った世界観の素敵な絵柄が豊富です。ハイグレードな住空間やオリジナリティを求める方にぜひおすすめしたい商材です。
海外製の壁紙を採用するにあたってはひとつ注意点がありまして、日本には独自の規制があり、例えばエフフォースター(F☆☆☆☆)※シックハウス症候群を引き起こす原因とされる有害物質「ホルムアルデヒド」の発散量の等級表示のこと/建築基準法・・を取得していることや、防火性能を満たしているかどうかをクリアしていないと、国内の住宅で施工することが認められません。(インテリアコーディネーターに相談いただければその辺りは理解した上でご提案をしていますので安心いただけると思います)
壁紙の価格は、6,000~7,000円/㎡ぐらいですが、糊の種類や職人の技術も必要になり施工費のほうも割高になる傾向があります。
このあたりのご予算がかなうのであれば、漆喰壁やブリックタイルを貼るといった選択肢も同等の価格帯になってきますので家づくりにおいていろんな選択肢が増やせます。
ちなみに、jayblueでご提案する壁紙はこのクラスをベースに考えています。これより上もあれば下もあるので、予算の調整がしやすいのです。
天然素材の特殊壁紙
壁紙にはさらに、「金箔」や「和紙」などデリケートな高級素材を使ったものもあります。冒頭でご紹介した黒い壁紙は、漆をつかって和紙を加工した手仕事の材料で、29,000円/㎡ぐらいします。アクセントとして取り入れるなど、まずは部分的にお使いいただくのが手軽でよいと思います。
手仕事の壁紙
壁紙は、まだまだアッパークラスな世界があります。例えば、イギリスのブランドde gournay(ドゥゴルネイ)は、完全な受注生産のハンドメイドの水彩画と手刺繍の壁紙を作っています。
先日、デザイナーが来日しており、プレゼンテーションをお聞きする機会に恵まれました。オンラインサロンの会員さんと一緒にお勉強をしてまいりましたが、ため息しかでないほどのすばらしさです。
これらの上質な壁紙は、納期も半年~1年お待ちいただく必要がありますが、ラグジュアリー感はピカイチです。(銀座のVan Cleef & Arpels(バンクリフ&アーペル)といった店舗内装に採用されていますよ)
現場にはいろいろな壁紙が貼られている
さて、壁紙にはいろいろな値段のバリエーションがあるというお話をしました。
現在進行中ゲストハウスの客室の事例ですが、大谷石のような柄の壁紙と、金箔、漆・・・そしてデジタルプリント壁紙という最新技術まで、さまざまなバリエーションでご提案をしています。
これらの壁紙が合わさって、さてどんなお部屋が完成したのかは・・・・追ってまたご紹介させていただきますね!
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