【インテリアコーディネーターおすすめマンガ】ル・コルビュジェの生涯「立志編」

ル・コルビュジェ
建築やインテリアを勉強してきた方で知らない人はいません。

彼の残した建築、サヴォア邸ラ・ロッシュ邸、プロダクトデザインのシェーズロングやスリングチェア、そしてグランコンフォート。建築やインテリアに詳しくない人でも、どれかひとつぐらいは一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

インテリアコーディネーターのわたくし、今年の夏、パリ訪問の際にコルビュジェ建築を見学しました。この歳になっても改めて初心に返るとでもいいましょうか背筋を伸ばした次第です。



建築家や設計をやる人は、思想を強く持ち哲学者的な側面があります。ル・コルビュジェに限らず、設計に携わる人は大なり小なり、都市を作るという観点や国家とか公共哲学、パブリックな目線を持っているんだと思います。それに比べると、インテリアコーディネーターやインテリアデザイナーはもうちょっとプライベート寄りで、心理学的な関心を持っていると言えるかもしれませんよね。

ル・コルビュジェはペンネーム

ところで、ル・コルビュジェは本名ではなくペンネームであることや、どういった経歴の持ち主かという人物像については、けっこう知らないことが多い。時計装飾職人を目指していたが視力が悪く挫折した話とか、装飾と向き合う葛藤、彼の建築の「芯」になったのがパルテノン神殿だったことなど、とても読みやすくまとめたマンガがなかなか面白いのでみなさんにご紹介します。



劣悪な環境にいるフツーの人々を、日々の喜びや調和へ導きたい
僕はフツーの人の、家を設計をしたいだけなのです


ル・コルビュジェがいきついたシンプルな欲求(自分の使命)に共感できる、超おすすめのマンガです。
建築を志す学生さん、インテリアコーディネーターさん、ぜひ手に取ってみてください。

(「立志編」が刊行されて10年、いつになったら続編出るんじゃーい)

著:大島 健二, イラスト:佐俣 ユミ
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