アスパラガスグリーンから「色」についてのお話

いただきもののアスパラガス。
なかなかのビッグサイズ!

サイズ感がわかるようにステッドラーの製図シャーペンと並べて撮影して
それをツイッターでひとことつぶやいただけなんですが
公式ステッドラーさんからフォローされました(笑)

企業さんは、そうやってマメにエゴサ(エゴサーチの略=検索エンジンなどを使って自分の名前や運営しているサイト名やブログ名、商品名などを検索し、インターネット上における自分自身(企業なら自社)の評価を確認する行為)をしているんですね。

お!わが社の商品を話題にしてくれてるぞ!
って気づいて反応してくれると
一消費者としてはすごく嬉しかったりしますよね。

さて、アスパラガスといえば

アスパラガスグリーンと呼ばれる色があります。
色は数値で表すことができます。

日本塗料工業会でいうところの35-70D
マンセル値でいうところの5GY7/2
RGBであらわすなら(175,176,148)
PCCSでいえば、明るい灰みの黄緑、つまりltg10あたりの色ですね。

日本塗料工業会で35-70D・・・と言われたら
この仕事をしている人たちはその数字だけでどのあたりの色か想像できます。

30番台は色相エリアを差しているし、70はどの程度の明度か、
そしてアルファベットのDはどの程度の彩度か、を表していますので
「あぁ、黄緑系で明るめで彩度は低いのでくすんだ感じの色だな」というのがわかります。

PCCSでltg10・・・と言われれば、
「10」という数字だけでもう黄緑ってわかりますし、
ltgはトーンを表しているので明るめで灰色がかったやつだな、とわかります。

色というのは、感覚的なものではなく実際のところは数学的で理論的なものです。
ところが、それだけでは情緒がないし印象として伝えにくい、
それを補完する国語的な発想で「色名」が存在します。

アスパラガスグリーンは、ほかにもグレイッシュイエローグリーン、わかめ色、ティーグリーン、柳色などと
呼び変えることができますし、もっと情緒的に言うなら、desert sand、古地図の江戸の色、霧の中の北山杉
・・・なんていうふうに表現してもいいわけです。
(私が勝手に命名してるだけです)

理系的にも文系的にも表現できるのが
色のおもしろいところです。

よ。 

 

 

 

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