【プロ目線でインテリアチェック!】東京ステーションホテル宿泊ブログ
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【平日朝7時に更新するインテリアブログ】
こんにちは。インテリアコーディネーターの三宅です!今日もブログにお立ち寄りいただきありがとうございます!
東京ステーションホテルの3094号室に宿泊した経験を、インテリアコーディネーターの視点からご紹介します。最後までどうぞお読みください~。
一瞬で感動する天井の高さ
東京駅の丸の内南口の真上に存在する東京ステーションホテル。行きかう人のにぎわいと離発着する電車の膨大な本数にもかかわらず、室内は驚くほど静かでした。宿泊者専用の長い廊下は白を基調としたクラシカルな空間。足音の響かないカーペットの上を歩きながら、お部屋はどんなかんじなのかなぁと期待感がたかぶります。
部屋のインテリア詳細
フォーカルポイントをおさえる
部屋のドアを開け足を踏み入れた瞬間に感じたのは、「クラシック~!」「天井が高い!」という印象でした。そして壁の丸いミラーが視界に入ります。メタリックな縁のパイピングに、シェルのように輝くミントグリーンの放射線状デザインがとても素敵でした。
部屋の一番奥の角はドアを開けた時に最初に視線が届く「フォーカルポイント」になります。そこにこのようなミラーがあるのは、インテリアスタイリングとしては王道で、大正解です。
ラウンジチェアとアクセサリー
壁はすべて塗装仕上がっています。ミラーの対面コーナーにはラウンジチェアが配置され、スタンド照明や額装されたアート、シャンタン生地のクッションがセッティング。壁のモールディング(艶無しマット・木目塗りつぶし)がこの部屋全体のインテリアのポイントになっています。室内アートはこのボタニカルの額装が1点のみでした。シンプルですよね。植物柄(アカンサス)のカーテンとも世界観がリンクしています。
カーテンとファブリック
カーテンはエレガントモダンで、遮光裏地がしっかりついていました。ボルスタークッション(細長い丸いクッション)が可愛らしく、ベッドスローは表と裏で色が異なる生地を使用し、折り返してスタイリッシュに演出。カットパイルの緻密なカーペットも上質感を引き立てていました。
家具のディテール
家具はブラウンカラーのヨーロピアンクラシックスタイルで、取っ手がリボンのようなシルバー装飾になっているのが印象的でした。
特徴的な空間演出
この部屋はミントグリーンとブルーを基調とした空間で、清潔感と気持ちよさが際立っています。特に、レザーで仕立てられたキルティングのヘッドボードは2メートルを超える高さで、天井の高さと相まってより広々とした印象を与えていました。

水回りのデザイン
チャコールグレーの石貼りカウンター、大きなブラウンの木製フレームのミラーが特徴的。頭上にはレインシャワーが設置されていましたが、個人的には「不要派」。それでも美しいバスルームの仕上がりには感動しました。
石のカウンターの角の形状やキャビネットのデコラティブな加工がとても可愛らしく、細部にわたるこだわりが感じられました。
小物の楽しさ
ベッドサイドには原稿用紙柄のメモ帳が置かれておりました。東京ステーションホテルのオリジナルグッズとして「文豪セット」として販売されています。こういった遊び心も素敵ですよね。
以上、東京ステーションホテル3094号室のご紹介でした。一人で泊まるには十分すぎる広さと美しい空間で、心からリラックスできるひと時を過ごせました。
ばいばい、またね。
(2017.4 宿泊)
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