既存の家具(カウンター)に、オーダー家具をジョイントする技
こちらはS様のリビング。家を建てた際に取り付けたカウンターだそうです。広々としてシンプルでとても使いやすそうですよね!
ところが、家は「これがベストだ!」と思って建てても、住んでいくうちにあぁしたいこうしたい・・・と、カスタマイズしたくなることがたくさん出てくるものです。2人のお子様のワークスペースになっているこのカウンターも、ランドセルや教科書をしまえる収納スペースを追加したいとなりまして、ご相談くださいました。
プランニング
最初はざっくりとラフプラン。つまりとっかかりとなるたたき案を作りまして「このぐらいの内容だと、これくらいのお見積りです」をご提案。ご予算OK!となれば、具体的にサイズ感、扉の開き具合など詳細をカスタマイズしていきます。
内容が決まったらご契約です。次にやるのは面材サンプルの製作。
既存のカウンターに違和感なくフィットさせるよう、材料は「オーク突板」の柾目(まさめ)を指定し、色を合わせてウレタン着色で仕上げることにしました。ぴかぴかに光る感じか、マットな感じか・・・は「3分艶有(サンブツヤアリ)」で指示。
工事の日程に合わせるよう逆算してスケジュールが組まれます。京都の家具工場では製作がすすみ、途中途中で確認の連絡や検品画像等が送られてきます。
こうして作られたオーダー家具は、納品当日に搬入され、取付職人さんによって設置されるんですよ。
今回もきれいな木目で製作していただき、塗装の色もなかなかいい感じでフィットしたのではと思います。いかがでしょうか。
この事例はWORKSに掲載しています。
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私はオーダー家具のご提案が好きですし、得意としています。何度も言っちゃうのですが「お客様の満足度が圧倒的に高い」のがその理由ですが、インテリアコーディネーター側の仕事の面白さで言っても圧倒的に魅力的なんです。
カタログに載っている家具、お店で売っている家具、既存のものをセレクトしてご提案する作業に比べると、手間暇がかかるし、図面も用意するし、お客様への説明時間も倍以上かかりますし、納品する最後の最後までドキドキが続きますし、比較にならないぐらい神経をつかいます。それゆえに、それだからこそ、お客様用のオートクチュールを作っている楽しさを享受できます。
棚一枚増やすようなちょっとした内容だとしても、生活が改善されるのはお客様にとってとても価値ある(意味ある)、日々のストレスをなくしてくれる満足感の高い行為です。
作り直すとか買いなおすとかじゃなく「いまある状態に手を加える」というカスタマイズでも、オーダー家具のご相談にのれますので、よかったらお問い合わせくださいませ。
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