壁掛けテレビができるまで、の様子(リビング編)
壁掛けテレビにしたいというご要望は多く寄せられます。
壁掛けテレビを取り付ける前提で設計されている部屋だったらいいのですが、
普通の部屋は壁にはテレビを取り付けて耐えるだけの下地が用意されていません。
また、
せっかく壁掛けにしてスッキリさせるつもりなのに
配線がべろーーんと見えてしまうのは残念すぎます。
なので、
テレビを壁掛けにしたい
というご要望があった時には
■テレビをかけても大丈夫な壁にする
■配線を隠すためのトンネルを作る
・・・ために、補強工事を行うことが多いのです。
※皆さんが思っているよりも、壁掛けテレビにするにはまぁまぁな大ごとになるんですヨ。
まず、こんな感じで間柱をたてました。
(この写真は木(モク)ですが、スタッド(軽量鉄骨)を使う場合もあります)
間柱のピッチは455㎜か303㎜にするのが一般的です。
向かって右側の壁に、マルチコンセントがついていましたので
ここの線を移設しておくことにします。
間柱を貫通させて、配線をのばします。
電気屋さんと大工仕事の連携です。
間柱にパネルを打ち付けていきます。
これで壁掛けテレビをつけてもOKな強固な壁下地になります。
パテを塗って乾かして
表面をきれいにしてから壁紙を貼ります。
クロスやさんのお仕事です。
何事もなかったかのように壁紙が張られて
元の壁に戻ったように見えます。
今回はここに造作家具を設置しました。
家具を据え置いてから、
所定の位置にくるよう、壁に電源のプレートを取り付けます。
壁掛け用の取りつけ金物を設置します。
元々、向かって右側についていたマルチコンセントが
設置した造作家具の上と、下に分配され、
テレビとブルーレイDVDデッキなどを接続する配線を通すトンネルも
用意されている・・・というのがわかりますでしょうか。
もともとマルチコンセントがあったところは、
家具の設置によりきれいさっぱりみえなくなっています。
厳密にいうと、もともとの部屋に比べて
壁補強工事をしたことにより
部屋は5~6センチほど狭くなっています。
が、そのことで
部屋が狭くなった!と感じることは、まずありませんので大丈夫です。
という感じで
壁掛けテレビが完成します、という話。
壁掛けテレビの参考事例、
いくつか貼っておきまーす。
(都内某所 jay blue)
(ロンドンの宿泊先ホテル)
こちらはもう7年も前のブログですが
いまだにアクセスが多い記事。
↓
みなさん、テレビを壁掛けにしたいなぁーと考える方が多いということですね。
▶最後までお読みいただきありがとうございました
このブログは【平日朝7時に更新】明日もまたきてくださいね!
▶リノベーションや寝室のインテリアデザインを得意としています
ご実家のリフォームやマンションの内装工事にお困りでしたらぜひご相談ください
コーディネート事例はこちら
▶私の【オンラインサロン】では、インテリアコーディネーター/デザイナー(あるいはそれを目指す人)に向けて、仕事の進め方や業務資料・フリーランス起業の現実などを、楽しい読み物としてご提供。ご入会どうぞ!
オンラインサロンの詳細はこちら
This blog is updated every morning at 7:00 AM by RIKA MIYAKE, a Japanese interior designer. Thank you for visiting!