vol.1 ドイツ「カジノ・ヴィースバーデンの夜」

12時間のフライトを終え、
ドイツに到着して最初の食事はその日の晩御飯だった。

恐ろしく照度を落とした薄暗いレストランには
多くの談笑が飛び交い
なんともいえない「大人!」の雰囲気バリバリの
社交場のように華やかな場だった。

豪華な天井。

白い壁なんて一個もない(笑)
板張り、金貼り、レザー貼り。
そして塗装。

まずはビールで乾杯。

「ドイツには生野菜がないよ」なんて聞いてたけど
なんてこたぁない、ちゃんとサラダもある。
そして、ちゃんと、おいしい。

食事の後、カジノに行ったのだ。
ヴィースバーデンのSpielbank Wiesbaden

カジノに入るには、まぁまぁ厳しい持ち物チェックと
ドレスコードがある。
小さなポシェットですらも持ち込み禁止で
ほぼ手ぶらの状態にされてやっと入場を許可される。

 

(photo:Wikipediaより抜粋  photographer:Martin Kraft)

ポーカー、ルーレット・・・。

ルールがわからなかったので私は見物するだけにして
ゲームには参加しなかったが
ほんの数分の間に、お札がチップに交換されていく様をみて
水の泡のようにお金が消えていくギャンブルの恐ろしさを垣間見た。

ゲーム見物を早々にきりあげて
カウンターでずっとお酒を飲んだ。
バーテンダーが聞いてくる。

Where are you from?

日本だと答えると、彼はさらにこんなことを聞いてきた。

首相は誰だっけね・・・そう、アベか。
君の国のリーダーはアベという男だったよねたしか。
どうだい?アベはうまくやってるかい?
うまくいっているならそりゃ良かった。
うちの国のメルケルはアイアンウーマンだ。
政策はどうかって?
まぁまぁっていうことにしてるよ、表向きはね。

———————–

夜は更けて、

そして朝がきた。

 

ドイツの日の出はえらく遅く、
7時になっても8時になっても外はまだぼんやりと薄暗かった。

 

バイキング形式の朝食をとりに、ホテルのレストランに行く。

穴のあいたチーズがかわいくて
絵本のようだと思った。

目の前で焼いてくれる「オムレツ」サービスがあるというのでオーダーしたら
15分ぐらい待たされたのちにこんなのが出てきて

私がイメージしていたのは、
赤いケチャップをのせる三日月型のオムレツだったけど
ドイツでオムレツといえばスパニッシュオムレツのほうなんだな、と悟った。

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ドイツとチェコの旅行話を
そういえば全然アップしていなかったなぁと思いだし
急に話してみましたというブログです。
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※昨年のロンドンとパリの話はこちらにまとめましたのでどうぞ。

展示会・海外レポート
LONDON&PARIS(2018.9)

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