「モリスとミュシャの邂逅」ブースの出来るまでーSTORY4 みんなのちからー
毛糸を買ったのなんて、何年振りだろうか。
上の子を妊娠してブランケットを編んだ時以来・・・かもしれない。
手芸屋さんの店内で毛糸の前にしゃがみこみ、
手に取っては戻し、悩み、
また違う毛糸を手に取っては、戻し、悩む。
微妙な色の違いに悩み、そうやって選んだかわいい毛糸たち。
これも「モリスとミュシャの邂逅」のブースで使うアイテムなのだ。
なに、セーターでも編むんかいって?
違います。
この毛糸たちは、ビッグサイトの会場で
ビスまみれになります.
はい。
それから。
マナトレーディング様からご協賛いただいた
「いちご泥棒」というファブリック。
ご協賛品・・・・切り刻んでるwww
そして綿入れて縫ってみたwww
(シシャモにみえるのは気のせいです)
いくつかの試作品。
真夜中2時の作業。
手芸って実は私のウィークポイントのひとつでしてね。
苦手とか得意とかの以前の問題で
「嫌い」なんですよ。
なんていうか、手芸に関してのポテンシャルはゼロな人なのでとにかく作業がつらい。
クチバシヘタクソやなー、とか。
夜中の2時。
50羽、作りたいの。
いやもう、無理だべ!とギブアップ宣言。
(人は好きなことをしている時は寝食を忘れて没頭できますが
好きじゃないことをする時は集中力も気力もがんばるぞーの気合もわいてこないっていうね)
facebookで写真をあげて「終わる気がしない」とつぶやいたら
秒で支援者が現れました。
女神降臨
リカさんの代わりに縫いますと言ってくださる女神様だ。
JAPANTEX2018
「モリスとミュシャの邂逅」は
インテリア文化研究所の本田代表が総監督で
私がブースデザインを一任されている。
とはいえ
私がひとりでやってるわけではなく、
メーカーさんの協賛品で構成されているし、
なかでもリンテックサインシステム様のM氏にはお世話になりっぱなしだ。
そして当日の設営部隊としては
大工さん、内装屋さんたちが作業を一手に引き受けてくれている。
そしてまた、
「リカさん、植物はどうするの?」
「あー、植物は私が自分で設営する予定なんですよ」
「植物のプロ集団を設営応援に呼んでおいたから、花のアレンジとデコレーションは任せてくれていいよ」
「わぉ、花のプロが来てくれるの!ぜひ!」
とか。
「わーん、手芸無理だー」
「リカさん、その縫い物、代行しますよ!」
「わぉ!ありがたい!」
とか。
「トイレ行ったり昼飯抜けたりしたいし当日のブース、接客スタッフとして助っ人だれかきてくれないかなー」
とツイッターでつぶやけば
「僕いきまーす!」
「やったー!お願いしますっ」
とか。
どんどん、助けてくれる人が現れるの。
あれ?私当日もういなくてもいいんじゃない?やることないしってくらい。
(それは冗談ですが)
(ブースの全体像を把握しているのは私だけなのでした)
展示会の準備なんて
わたしにとっては初めての経験なのですが
あぁ、そうか、普段のお仕事とまったく同じなんだなぁということを
感じています。
結局、私がやる仕事はいつもこれだけなのだ。
1 空間全体をイメージする。
2 発注手配、工事手配、あちこちに段取りをつける。
3 あとはみんなに任せる。
4 当日は楽しくやる。
ありがたくて感謝しかありません。
・・・それにしてもだ。
「モリスとミュシャの邂逅」とは
いったいどんなブースになるのだ?
と、興味を持ってくださった方、ぜひご来場くださいませ。
11/20~11/22
インテリアの見本市
JAPANTEX2018