【家庭菜園×インテリア】バイオフィリックデザインで自然とつながる暮らし
【家庭菜園×インテリア】バイオフィリックデザインで自然とつながる暮らし
こんにちは。インテリアコーディネーターの三宅利佳です。
「コーディネート料、お高いんでしょ?」とたまに言われますが、敷居は低く、美意識は高く。そんなバランスでお届けしています。
今日もお立ち寄りいただき、ありがとうございます!
いま、私がドハマリしている「家庭菜園」についてお話しようと思います。一見、インテリアとは関係なさそうに思えるかもしれません。でも実は、インテリア業界でも注目されるバイオフィリックデザインと深くつながるテーマなんですぞ。
バイオフィリックデザインとは?
最近よく耳にするこの言葉、「人は自然とつながりたい本能がある」という考えに基づいたデザインのことで、バイオ(自然・生き物)+フィリア(愛好)から生まれた造語のようです。建築・インテリアでは、室内に観葉植物を多用したり、庭を室内に招き入れるような空間づくりの考え方を指します。アウトドアリビングやインナーガーデン、インナーバルコニーといった言葉で語られることもあります。
バイオフィリックというトレンドを私は意識していたわけではありませんが、たまたま時代の流れとリンクしました。
実は私は「生ごみコンポスト」をベランダでやってるんですが、これがまぁ、虫がわいたり悪臭がするといったトラブルがいっさいなく、順調に生ごみが分解され土になっていくものですから、面白くてですね・・・それでさらに「みみずコンポスト」も始めているんです。
\コンポストの話はこちら/
生ごみが分解され、みみずの活動やらの、無農薬でできた土を見ていると、「これを生かさない手はないぞ!」となって、花や野菜を育て始め、さらにここ最近ではキッチンでの水耕栽培にも挑戦するようになりました。どんどん園芸に興味が湧いていきました。
園芸にどんどん興味が!
例えば、アヴォカドの種の話をしましょう。食べ終わったアヴォカドの種を、生ごみコンポストにポーンと放り込んでおいたんです。ところが1年たっても2年たっても分解されることなく、硬いまま転がってるだけなんですね。他の野菜くずたちは微生物の力によってどんどん土に戻るのに・・・アヴォカドの種は分解されないの。でも水に浸すと、ちゃんと根が出て芽が出るんです。
種は死んでなくて、微生物にも分解されない強固な意志(意志じゃないか笑)を持ち、ただ「その時」が来るまで防御態勢でじっと忍んでいただけなんですよね。タネって、ほんと、神秘。まるで時空を超えるタイムカプセルじゃん!生命を宿し続けていたことに感動しちゃうんですよ。
虫もまた自然の一部
野菜を育てていると、アブラムシがつきます。以前は虫なんて本当に無理で見たくもなかったのに、今や素手でプチプチ駆除できるほどになりました。こんなに毎日やっつけているのに、なんでいつまでも発生するんだ?と興味がわき調べてみると、アブラムシは雌だけで増える「単為生殖」。なんすかそれ、カップルにならんでも勝手に卵が産めるだと?!すげーなおい。しかも一匹で毎日5匹も産むとか!少子化関係なくて驚愕。
そうなると今度は、「農薬を使わないで駆除できる方法は?」を知りたくなります。そこで「生物農薬」という言葉に出会いました。要するに天敵を放つということですね。アブラムシの天敵はテントウムシ。テントウムシが寄ってくるような環境にするため、お花を植えたり(おびき寄せるためのものをバンカー植物っていうんだって)いろいろするわけ。
でもさ、疑問に思いますよね。テントウムシなんて勝手に飛んでっちゃうじゃない?なかなか思い通りに飼えるわけでもないしな、と。
そこで、テントウムシにも興味がわきます。テントウムシが飛んでいかないように羽に接着剤をつける・・・みたいな試みもされて、いまは品種改良で「ほとんど飛ばない(飛べるけど飛ぶ気がない)テントウムシ」が作られていて、去年あたりからそれが販売もされているの。
飛んでいかないテントウムシを生物農薬として利用する…「農業って…生態系と地球環境の研究そのものじゃん!」、自然界の仕組みにどんどんのめり込んでいます。
そういえば、私の祖父は東大農学部出身の研究者でした。いまさらだけど、そうか、きっとすごく重要な研究をしていたんだろうなと気づきました。
\祖父の思い出/
自然との共生はインテリアにも活きる
花は、単に美しいだけの存在じゃないことも実感しました。受粉を助ける虫や鳥を引き寄せ、命の循環を支える存在です。蜂が寄ってこないと、ブルーベリーもミニトマトもイチゴも・・・実がなりません。そんなことすら気にもしないで今までボケーっと生きてきたんだなぁと思います。
振り返れば、私は若い頃はサボテンさえ枯らしていた女でした。波平が盆栽いじりをするのを一体何が楽しいのやらと思っていました。
けれど今では、家庭菜園を通して、命の循環や自然の叡智を身をもって感じています。そして、これはインテリアデザインにも生きる視点だと気づきました。
🌱 植物のある暮らしは、心地よい空間を生み出す鍵
🌱 自然とつながることで、インテリアはもっと豊かになる
みなさんもぜひ、部屋に一鉢のグリーンから、自然との対話を始めてみませんか?
というわけで、ひたすらマイブームを語るブログかいっ。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます😊
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