偽名ブーム

SUICAがまだなかったころは、こうして「定期券」を持っていたんだ。一番古いのは7歳で、小学校に通うバスのやつのが残っている。※一番上の左端
私の名前は「利佳」なのだけれど、漢字が間違って「利桂」と書かれている。名前なんて正しくなくても問題ないってことなんだな・・・この印象がじんわりと私の中に残った。
それがすべての始まりだ。

大学生になって、偽名ブームが訪れた。
「ナガノトシエ」「伊集院 りか」「トムト リカ」(※トムとジェリーになぞらえた)「ながのうなぎ」「ながの ののりか」

結婚して三宅になってからも
「みやげもの りか」「イヤヨ りか」・・・・



ほんっとに適当な名前で申請していたんだ。どこまでふざけたら、JRの窓口で指摘されるだろうか?偽名は罪になるのか?怒られやしないかとどきどきするのだけど案外何も言われないままだった。

2002年にフリーランスのインテリアコーディネーターになって「定期券」を持たない働き方になった。
SUICAもスマホに入って、私の偽名ブームが終わった。

(ほとんどは捨ててしまった。全部残しておけば面白かったなと後悔している)


※偽名で通勤定期券を購入することについて。
通常、発売時に本人確認は行われませんので偽名での定期券購入は可能。犯罪ではないものの、鉄道会社の契約違反として扱われる可能性があります。
また、通称(芸名やビジネスネーム)は本名とは異なりますが社会的認知されているものとみなし、偽名とは異なります。紛失した際にその名前で本人確認ができるかどうかがポイント、偽名の場合は再発行不可となるので注意してください