ゴミ箱について語る
東京ステーションホテルのお部屋。
けっこう好きです、わたし、ここ。
さてと。
今日はタイトルの通りゴミ箱の話でもしようかと思いますよ。
みなさまのおうちにはゴミ箱がいくつありますか?
一般的には、
●子ども部屋や寝室など各個室には1つ
●リビングに1つ
●ダイニングに1つ
●洗面室に1つ
●キッチンはちょっと多め(その土地の分別ルールに従って3個だったり4個だったり!)
って感じでしょうか。
キッチンのごみ箱は、マンションにお住まいの方のほうが小さめな傾向にあります。
24時間ゴミ出しができるので大量にため込む必要がないことや、ディスポーザーが導入されているのも要因かもしれません。
地域や住まいの形態によって分別の事情が異なるのでキッチンのごみ箱はさておくとして・・・
お部屋のごみ箱はみなさんどうされていますか?っていう話。
お客様のおうちにお伺いして見聞きした様子は、
ソファの横に1つ、テレビの横に1つ・・・という具合にリビングに3つぐらい置いてある家があり、その一方で、ゴミ箱はキッチンだけにして極力部屋には置かないっていう家もありました。
どっちが正解でしょうか?
いえいえ・・・これは単に「習慣」みたいなものなので、何個でもおいて好きなように暮らせばいいじゃん!てのが最初に言っておきたい結論なんですが、(出ました。三宅お得意の「なんでもいいじゃん」のパターン)
ちなみに参考までにお話すると、ホテル(とくに高級になればなるほど!)部屋にゴミ箱はなかったり、あってもなるべく控え目で小さなものだったり、目立たないように置かれています。
(部屋に入って真っ先にゴミ箱どこ?どこ?ない!ない!?って探しちゃうよね(汗))
(ザ・リッツカールトン京都のお部屋のゴミ箱。小さくて黒いのがひっそりとテーブルの下のほうに置かれています)
家の中にゴミ箱(あるいはスーパーの袋などで代用)をいたるところに置く人は
すぐに捨てられるのがメリットだよと言います。ゴミ箱が遠いのはめんどくさいし、めんどくさいと夫や子供がその辺にゴミを散らかしっぱなしにして、私がいちいち拾って捨てに行かなきゃいけなくなるからいやだ、とおっしゃる奥様もいました。なるほどと思いました。
少ないゴミ箱(もしくはゴミ箱がない部屋)で生活をしている人は、キッチンに都度わざわざ捨てにいかなきゃいけない手間が発生しているはずなんですが、とはいえ家の中で歩く歩数が10歩20歩増えたところでどうってことないし習慣になればまったく問題なく、むしろ四六時中ゴミ箱が視界に入るほうがストレスだよといいます。ゴミ箱が増えれば増えるほど、ゴミの日に中身を回収しなきゃいけない家事の手間が増えるのもいやです、と。なるほど。
どっちの言い分もわかるなぁ。
では、私個人的などう思っているかといいますと「ゴミ箱は少ないほうがいい」派です。消して広くない自宅の貴重な床面積をゴミ箱を置くために占有されたくないなぁと。
といいながら、ダイニングに小さなゴミ箱をひとつ置いているんですが・・・
(あれ、なくしてもいいよなぁ・・・)
(我が家の、その、部屋の唯一のゴミ箱が写っているのはこちらのページです。見つけられるかな?)
ヒント:カメラマンさんの三脚
↓
各ご家庭の数だけ「習慣」があります。
●ゴミ箱を何個置くか問題
●キッチンにマットを敷く敷かない問題
●トイレにマットを敷く敷かない問題
●スリッパを使う使わない問題
●家族でバスタオルを共有するしない問題
●洗濯で柔軟剤をいれるいれない問題
●下着をクローゼットにしまういや風呂の脱衣所にしまう問題
●納豆は冷蔵庫だいや冷凍庫だ問題
ってそりゃもう各家庭ごとに「習慣」があります。
習慣は、いままでそう育ってきたからこれが当たり前だとなんとなく疑わなかっただけで、根拠があるようなないような・・・あったとしても、絶対にそれが正しい、理にかなっている、ばかりではないように思います。
あ、そっか、別にこれが世間の常識ってわけでもなんでもないんだな、他のやり方もあるんだな・・・て思えたら、ちょっと気が楽で快適になることがあるかもしれません、よ♪
インテリアの計画をするときは、そんな暮らしの習慣の見直しのいいきっかけにもなります。