【ゴミ箱の数、最適解は?】インテリアを考えるときの「暮らしの習慣」見直し術

東京ステーションホテル客室

【ゴミ箱の数、最適解は?】インテリアを考えるときの「暮らしの習慣」見直し術

【平日朝7時に更新するインテリアブログ】
こんにちは。インテリアコーディネーターの三宅です!今日もブログにお立ち寄りいただきありがとうございます!

東京ステーションホテルのお部屋、素敵ですよね。私も大好きな空間の一つです。さて、今日はタイトルの通り、「ゴミ箱」にまつわるお話をしてみようと思います。

あなたの家にゴミ箱はいくつ?

一般的なご家庭では、次のような場所にゴミ箱を配置するケースが多いようです。

●子ども部屋や寝室など各個室:1つずつ
●リビング:1つ
●ダイニング:1つ
●洗面室:1つ
●キッチン:地域の分別ルールによって3~4個程度



キッチンのゴミ箱は住まいのタイプや地域事情によって異なります。例えば、マンションだと24時間ゴミ出しができたり、ディスポーザーが設置されていたりするため、小さなゴミ箱が好まれる傾向があります。

リビングや寝室などに置くゴミ箱は、どのように選ぶのがベストなのでしょうか?

リビングにゴミ箱を置く派?置かない派?

お客様のご家庭を訪問していると、ゴミ箱の数には明確な「個性」がありました。

リビングに3つ以上設置しているご家庭
「すぐ捨てられるのが便利。家族がゴミを散らかさなくなる」という声が多いです。ソファの横に1つ、テレビの横に1つ・・・という具合に要所要所に置いていました。ゴミ箱が遠いのはめんどくさいし、めんどくさいと夫や子供がその辺にゴミを散らかしっぱなしにして、私がいちいち拾って捨てに行かなきゃいけなくなるからいやだ、とおっしゃるわけです。

ゴミ箱を極力減らしているご家庭
「ゴミ箱が視界に入るのがストレス。ゴミの日に家じゅうのゴミ箱の中身を集める手間も減らせる」との意見があります。ゴミ箱はキッチンに1つだけ。すべてのごみはそこに集約するのです。

どちらも一理ありますよね。

ゴミ箱の数を減らすとどうなる?

私自身は「ゴミ箱は少ないほうがいい」派です。限られた床面積をゴミ箱に取られたくないという理由から、キッチンに1つ大きめのゴミ箱を置いているだけです。
リビングにゴミ箱がないスッキリ感は、非常に気持ちがよいものです。美的に大いにメリットがあります。そのかわり、いちいちキッチンにゴミを捨てに行く手間はあります。

どっちが正解でしょうか?

いえいえ・・・正解はないと思います。これは単に「習慣」ですから、暮らしやすいほうを選べばいいのではないでしょうか。「手の届くところにいつもゴミ箱があるほうがストレスがない」人もいれば「いたるところにゴミ箱があるほうがストレス」の人もいますので、好きなほうを選べばいいのです。


ちなみにですが、ホテル(とくに高級になればなるほど!)は部屋にゴミ箱がなかったり、あってもなるべく控え目で小さなものだったり、目立たない場所に置かれています。私はホテルの設えに賛同するので、部屋にゴミ箱がないほうが気持ちよく過ごせます。

暮らしの習慣、見直してみませんか?

インテリアを考える際、こうした生活習慣の再評価が、より快適な暮らしへのヒントになるかもしれません。「これって本当に必要かな?」や「他の方法でもいいんじゃないかしら」と見直すことも大切。

家には、それぞれの家庭ごとの「当たり前」があります。以下はその一例です。

□ゴミ箱の数や場所
□キッチンやトイレにマットを敷くか敷かないか
□スリッパを使うか使わないか
□家族でバスタオルを共有するか否か
□洗濯物に柔軟剤を使うか否か
□下着の収納場所はクローゼットか寝室か
□納豆を冷蔵庫に入れるか冷凍庫に入れるか


まだまだたくさんあります。こうするのが当たりまえでしょ?これが常識でしょ?と思っていても、いろんなご家庭を見ていると、決して「こうじゃなきゃだめ」なんてものは、なんにもないなぁと痛感しています。

習慣は、いままでそう育ってきたからこれが当たり前だとなんとなく疑わなかっただけで、根拠があるようなないような・・・あったとしても、絶対にそれが正しい、理にかなっている、ばかりではないように思います。いえ、論理的に、科学的に、こっちのやり方が合ってるんだよ!と正論を唱える人もいるかもしれませんが、私達はロボットじゃないんで「癖」とか「性格」もやはり影響するんだと思いますがいかがでしょうか。

しかし、新しい視点を取り入れることで、より快適な暮らしを実現できることもあります。インテリアの計画を立てる際、あまり頑固にならず、あ、そっか、別にこれが世間の常識ってわけでもなんでもないんだな、他のやり方もあるんだな・・・て思えたら、ちょっと気が楽で快適になることがあるかも。

ご自身やご家族の「暮らしの習慣」を見直してみると、新たな発見が、理想の空間作りにつながるかもしれません。

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