お菓子の家 メリークリスマスイヴ
子供が小さかった時は クリスマスは毎年お菓子の家を作っていた。
二級建築士の資格を持ってるくせにアレなんですが
毎度毎度この家は欠陥住宅にしかならなかった。
形はいびつで デコレーションは行き当たりばったりで
これといったコンセプトもないんだけれど (最悪やん)
『妻入』で『ドアは開けていて』もう一つ言うと、
だいたいいつも失敗して無しになってたけど本当は『煙突』もつけたかったのだ。
(公文の宿題をしながら、お菓子の家が気になってチラチラと横目で見ている小学生時代の息子)
不器用な私が作るいびつなクッキーだったけど
なんだかそれはそれで幸せだった。
子供達は純粋に喜んでくれたし
夫は「どれどれ今年はどんだけ下手なんだ?」的な感じで若干小ばかにしつつも
笑いながらみんなでこれを食べる。
我が家のクリスマス=お菓子の家、みたいな感じにもなっていたからね。
(クッキーを焼く)
(うまくできなくて、家が竣工しなかった年もある笑)
(この年もなかなかひどい家だった)
(アイシング大失敗)
(屋根の乗らなくてむりやりくっつけた)
お菓子の家
いつの頃からか
作らなくなった。
作らなくなった。
今年は久々に… (と言いかけてやっぱり面倒くさいからやめる)
▶三宅利佳の著書


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