想像力
かわいい壁紙でしょー。テシードさんで扱っています。食パンは私の私物。小さなアート。
想像力について話そうと思います。
このブログの読者さん、それから、コーディネートの依頼をくださるクライアントさん。さまざまな年代の方がいらっしゃいますが、中でも多いのはわたしと同じ世代の女性たちです。世代や境遇が似ていると「自分と同じだなぁ」と共感しやすいのかもしれませんね。
ところで。働くお母さんに質問します。あなたはお仕事をしていて胸が締め付けられるような罪悪感にさいなまれたことはありませんか。例えばこうです。
日曜日なのに仕事に出かけ、家族は家で留守番。それでいて、今私はお客様の家で他人の家族団らんの中に混ざっている。いったい私は何をしているのだ。これでいいのか?子供に寂しい思いをさせているのではないか。
ってね。
以前、こんな話を聞いたのです。お客さまは幼稚園の先生でした。
「時々。泣きたくなる時があるんですよ。自分の子供は保育園に預けて面倒をみてもらっている。それでいて、私は他人の子供の面倒ばかりみているんです。何やってるんだ私、なんのために働いているのだ自分はって。誰かに責められている気がしたり、自分で自分を責めてみたり。時々そんなふうにして胸がキューっとなるようなこと、三宅さんにもありますか?」って。
この話を聞いて、すごく私はそのお客様に共感しました。と同時に、きっとみんな同じような感覚を経験しているんだなぁということを思いました。
さて。インテリアコーディネートの打ち合わせをしたあと、帰り際にちょっとしたお土産をくださるお客さまがあります。「頂き物のおすそ分けですけれど」だとか「近所で売ってる美味しいクッキーなんですよ」とか、ちょっとしたものだったりするのですが、こんな言葉を添えてくれるのです。
「今日もわざわざ来ていただいてありがとうございます。せっかくの日曜なのにすみません、これ、おうちでお留守番しているお子様たちにどうぞ」なんていうふうに。
だって仕事なんだから当たり前だよね。
だって打ち合わせ来てくれて当然よね。
こっちがお金払ってるんだから当然よね。
ってそんなふうな態度のお客さまは全然いなくて、皆さん「我が家のためにインテリアを考えてくれてありがとう」「時間をさいてくれてありがとう」「お子様や旦那さんとの団らんを割いて私たちとの打合せを優先してくれてありがとう」そんなふうに思ってくれているようなのです。いえいえこちらこそ本当にありがとうございますなのに。
私は打合せから帰宅すると息子と娘にこう言います。
「ただいまー。お客さんからおみやげもらったよ。お子さんたちにどうぞだって」「何?クッキー?チョコレート?わぁやったー。ママっていっつもお客さんからお菓子もらってくるね。ママのお客さんっていつも私たちのこと気にしてくれているみたい。みんないい人なの?」
他者に対する想像力。私は私のお客様たちからいつもそんなことを感じ、学んでいます。
ふと、そんなことを書いてみる、本日のブログでした。
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