刹那に思う。

昨年の、親戚の結婚式に出席したときの一コマ。

娘の前にいる小さな女の子は、私の妹の子供。
娘の後ろにいる60代の夫婦は、私の両親。
元パイロットの父と、青森出身の母だ。

人間の人生というのはとてもはかなくて、あっというまに終わってしまうような気がする。
本当に、宇宙の中では瞬きほどの時間(寿命)しか与えられていないのに、
生まれて、育って、苦しんで、楽しんで、さまざまな感情を伴う経験をすることができる。
そして、老いて、悟って・・・消えていく。

両親について思うのは
幸い2人とも元気なのをいいことに
私ってば何一つ親孝行らしきものをしていないなぁと。

母が言う。

あんたたちが元気で、健康で、仕事と生活に困らない日々をおくっているのならそれが十分、親孝行よ。
親に心配をかけないことが親孝行よ。

 

そんなもんか?と思いながら、
ま、たしかに、親孝行なんて・・・
そんなもんなのかもしれないなぁと思わなくもないかな。

自分がより良き人生を送ることが
親にとって一番うれしいことなんだとすれば
自分の人生って
自分のためだけじゃないよな、と思うのだ。