ルーベンスと、信長。
打ち合わせと打ち合わせの間の空き時間、ルーベンス展で時間つぶしをしました。
開催したてだったのと、平日ということもあって客の入りは・・・まばら。
非常に静かにゆったりと鑑賞することができて、すごく良かったです。
ルーベンスはたくさんの宗教画を残していて(顧客からそういう依頼が多かったからなのでしょう)
同じ題材のものを少し構図を変えたりしながら
何枚も同じようなものを制作しているようです。
西洋美術に詳しくないのでアレですが
歴史画・宗教画に描かれているアイテムにはすべて意味があるらしい、ということはわかります。
例えば、マグラダのマリアの横にはだいたい必ず「香油壺」が描かれているし、
聖母マリアには青い服を着せることが多い。
「処女性」を表す白百合を手に持っているのも、聖母マリア。
なんとかの葉っぱは、なんとかの意味を表していたり、
なんとかの木は、なんとかの象徴らしいし、
(↑内容、はしょりすぎ?(笑))
天使がラッパを吹いている構図があれば、それは「名声が世に響き渡った」ことを意味した
尊敬の意を表した作品ということだ。
「フランダースの犬」のお話の中で、ネロとパトラッシュが見た
ルーベンスのあの大きな絵の展示はありませんでしたけれど
モチーフとなった版画などが見れて良かったですよ。
それにしてもルーベンスが描く女性は、
他の画家と比べてもこれまた一段とふくよかで、ぶよぶよ?(笑)です。
基本、くびれがなくて、おしりがめっちゃ大きい。そして、ぶよぶよ。
ぶよぶよ~。
他人事と笑ってられない・・・(苦笑)
さて。帰宅して小6の息子と会話。
私「ねぇ、ママは今日、ルーベンスの絵を見てきたよ」
息子「その人、いつの人?」
私「えっと・・・(資料みながら)1577年にドイツで生まれた人だね。16世紀の人だ」
息子「おー、じゃ、信長が本能寺で死んだときに、5歳だった人か」
日本史は好きらしい、息子。
本能寺の変は「いちごのパンツ(1582)、本能寺」と覚えている(笑)