ご卒業おめでとうございます。感動の涙っていいよね。

卒業式のシーズンである。
卒業式といえば「涙」がつきものだろうか。

世間一般的にはそうだろう。

我が子がこんなに成長した。
立派になった。
あんなことやこんなことがあった。
小さかったあの子がここまで大きくなった。

そんなことを思いうかべたら
こみあげてくるものに耐え切れず
ついつい涙をながしてしまう・・・。

世間一般的にはそうだろう。

ところが、わたしは我が子の卒業式で泣いたことがない。
(考えてみたら自分自身の卒業式でも泣いたことがないや)

息子が中学を卒業するときのエピソードをひとつ
語らせていただこうと思う。
卒業のそのとき、保護者に対してクラス全員が手紙をかかされた。
いままで育ててくれてありがとうやらの感謝の意、
これからこんなことを目標に頑張るよという決意表明など、
卒業というタイミングで人生を振り返り
中学生のしめくくりとして両親(というか身内にむけて)に感謝の手紙を書きなさいと
先生が気を利かせたんだろう。

卒業式の日。
息子からその手紙が入った封筒を渡された。
先生からは
「こどもたちがご両親にむけて書いた手紙が入っています。読んであげてください」と
事前に説明があった。

その場ですぐに開封し、わんわんと泣き始めるママたち。

どんなことが書かれているんだろう。
やだ・・・わたしも泣いちゃったらどうしよう。

異常にドキドキしてしまったわたしは
しばらくその封筒をあけることが出来なかった。

息子はいったいどんな文章がかける人間に成長したんだろう。
ドキドキドキドキ・・・・。
わくわくわくわく・・・。
泣かないようにしよう、ぜったい泣かないぞ!

式が終わり、
謝恩会的なものも終わり、
帰宅。

さぁ、あの封筒をあけてみよう。

こころを落ち着けて、
開封。

 

 

白い紙が1枚、入っていた。

そこに文字はなかった。

 

 

 

 

ん?息子のやつ、なにか仕掛けたな?

紙の裏っかわに、目に見えないくらいの小さな豆文字で
何か書かれているんじゃないかと
穴のあくほど調べてみたが
どうやら小さな文字は見つけられなかった。

(むかし、そういうラブレターをもらったことがある)

じゃぁあれか?
まさかのあぶり出し?
レモン汁かなんかでかいてるとか
ブラックライトをあてると文字が見えるようになってるとか?
あいつならやりかねねぇぞ・・・。
注意深く探ったけれど、どうやらそういう形跡もない。

 

ほんとうにただの白い紙、1枚だった。

おそるおそる息子に聞いてみた。
「ねぇ・・・なにも書いてないようにみえるんだけれど・・・なにか仕掛けがあるのかな?」

「んあ?あぁ・・・それ・・・何もかいてないよ。書くこと思いつかなかったし」

 

ちょ、

いったん血圧さげる薬ください。

 

 

 

 

 

 

そんなわけで卒業式シーズンですが、
私は泣いたことがないですという話。

みなさん、卒業おめでとうございます!

 

 

今日の画像は
レースカーテンの柄が確認したくてサンプルを取り寄せたが
ちょうどなんにも柄がない部分のサンプルが届きましたという
インテリアあるあるの写真です。

欲しかったのここじゃねぇ!とひとりつっこみをしている三宅でした。
では。

 

※ちなみに後日、大きめのサンプルが届いて、無事に柄の確認ができましたよ。

 


小さいほうのサンプルはだいたいA4サイズ弱のもので
「尺角(しゃっかく)サンプル」といいます。
大きいほうのサンプルは
「幅なり(ハバナリ)サンプル」といいます。

ハバナリサンプルはよっぽどの時じゃない限りは
あまり取り寄せないようにしています。
資源の保護・無駄遣いをしないためと、無償提供してくれる企業さんへの圧迫をなくすためです。