読書感想文と作文は、似て非なるものだ

(うわ、この生地かわいい~とか言いながらPC画面の前でニヤニヤしているわたし)

皆様こんにちは。

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どちらも原稿用紙に書いて提出するものだったので
「同じようなもの」だと思いがちだけれど

読書感想文と作文は、似て非なるものだ。

言ってみれば図書館と本屋ぐらい、違う。
(これも微妙な例えだなw)

トマトとトマトジュースぐらい、違う。
(私はトマトが大好きだが、トマトジュースは大嫌いだ)

私は子どものころ、
読書感想文というのもが
本当に心底嫌いだったし苦手だった。

※ついでに言うと、課題図書も嫌いだった。

インテリアコーディネーターの中では
わりと本を読むほうだと思われているらしいので
この話をするとちょっと驚かれるんだけれど・・・

自分で思うには
物事を分析するのが苦手なんだろうと思っている。
論理的思考能力が低いのだ。

そんなわけで、
読書感想文が苦手である。

だから夏休みに出される宿題は提出こそするけれど
中身はひどいものだった。

中学1年読書感想文「社会科の教科書を読んで」
中学2年読書感想文「天声人語欄を読んで」
中学3年読書感想文「国語の模試問題を読んで」

を提出している。

そもそも我が家は朝日新聞なんかとっていないから
天声人語なんか知らないんだけれど
授業中に先生が「受験に役立つから天声人語を読め」とか言ってたわけですね。
それで、本屋に行くと天声人語欄だけを集めた文庫本が売っているので
それを買って読んだわけだ。
(本屋に行って、本を買って読むぐらいなんだから、普通の課題図書を買って読めよと思う)
(反抗期の中学生というのはよくわからん生き物である)

朝日新聞の論説委員が書いたコラムや
教科書を読書感想文に選んだりしていたのだから
もはや読書を放棄していたも同然で、
読書感想文に対する抵抗でもあった。
中3では先生も呆れて指摘すらしてこなかった(苦笑)

読書感想文の〆方としては

「世の中にはさまざまな出来事があって、世の中にはいろんな思想を持つ人がいることを知りました」

・・・と、超絶うすっぺれぇアホなまとめ方で終わらすという、
そんなわけで、読書感想文が大嫌いだ

そのかわりね作文は好きだったよ。
好きなように題材を決めて、
どのシーンを切り取るかをイメージし、
文章が書ける。
分析する必要がなく、
情景や感情を表現すればいいのだ。
作文はきちんとまじめに書いていた。

そういう子供だったのだ。

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あのころの私は、何を夢見ていたんだっけか。

手のひらからいつのまにかこぼれ落ちてしまっているものが
あったような気がするんだけれど
それがなんだったのか思い出せなくなっている。