ノウハウやスキルは独占しないほうがいい。
ありがとうございます。
今日も最初に本の宣伝をさせてください(笑)
自分たちでいうのもあれなんですが
これね、今までになかったタイプの
カーテンのスタイルブックなんですよ。
皆さん、カーテンの本って読んだことあります?
デザイン集とか施工事例集とか。
一般の人にとっては
「そんなんどこに売ってんの?みたことないわ」だと思うし
インテリアに興味があるとかインテリアの仕事をしている人なら
数冊ぐらいは目にしたことがあると思うんです。
洋書・和書、含め。
従来のそれらのデザイン本と
この本と何が違うかというと
まず、
内容がすべて会話形式で進んでいるので
とても読みやすいということ。
施工事例写真を持ち寄って
お互いにそのデザインについて
あーだこーだ意見をだしながら
内容を編集していこう!・・・のはずが
「いやもう、この会話をそのまま記事にしちゃえばいいんじゃないか?」
「そのほうがおもしろいんじゃない?」
という意見が一致し、こんな本ができたわけです。
例えば11ページ目。
カフェカーテンを紹介しているのだけれどね。
こんなやりとりが繰り広げられています。
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カーテン屋のボクにとってこのデザインをもらったときは感動したんだよ。
なんで?
窓の大きさに対して、縦も横もなにひとつサイズがあってないでしょう?
「カーテンとは窓に合わせて作る」のが当たり前だと思い込んでたから、
何だこのインテリアコーディネー ターの発想!窓のサイズ無視か!ってビッ クリした。
窓は長方形だけど、スカーフをイメージしてたから正方形な印象にしたかっただけよ。
窓の形にがんじがらめにならなくていい。
なんなら窓の形すら変えてしまえぐらいの考え方だよね。
素材無視・・・てわけでもないんだけどね。
丸顔だけどシャープにみせたいとか、一重だけど二重にみせたいとかそういうことよ。
デーモン閣下のメイク(*3)的な。
(以上、本分より抜粋)
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注釈をつけた言葉については
本のおしまいのページにまとめて解説をしているのですが
↑
全然、「カーテンの本」感、ゼロ。
普通ね、カーテンの本っていったらまず、
「この生地はどこのブランド・メーカーのものか」という説明だとか
「縫製工場はどこだ」とか
「東京都S邸/リビングルームコーディネート」といった案件の説明だとか
そういうの、あるでしょう?
そういった基本情報?はとことん一切無視(笑)
3つヒダがどうのこうのだとか
カーテンの名称がどうのこうのといった
専門的な説明も一切無視。
そういうことは、各種発行済みの教科書にお任せするとして
この本はただただ、まずは読みものとして
楽しんでいただきたい。
そして、楽しんで読んでたらいつのまにか
なんらかのヒントが転がっているというね、
そういう仕掛けになっている
天才的な本でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
Kindle版は 500円
紙本は 2,900円
↓
えっと、本の宣伝だけで終わったら怒られそうなので
今日のブログの本題にうつります。
なんでしたっけ?
えっと。
そうそう。
来年のね、手帳のレフィルをそろそろ買わなきゃなぁと思っていて
私はもう何年もエルメスの手帳を使い続けているので
中身のレフィルを買うだけでいいのですが
この、レフィルというのがまた、
あほみたいに高いわけ。
1万6千円ぐらいすんの。
手帳アジェンダ/レフィル
(エルメスのページに飛びます)
これを、毎年毎年毎年毎年
買い続けているのですが
このね、純正レフィル、
(わたしにとって)余計なページが多くて
購入した約半分は
いつも破り取って捨てているんです。
(不要だから)
1万6千円払って、
そのあとすぐに8千円分を捨てているようなもんなのだ。
あほでしょ。
そこで、
世界で一つの「自分仕様」を求め
今年はレフィルを自作しよーかなーなんつって
エクセルでしこしことデータをいじっている。
そこで問題になるのが
金具でして。
エルメスの手帳って特殊な金具が使われていて
ネット上でさんざん探したのだけれど
類似品や互換性のあるものが、ない。
なので、
既製品の例えばこういうのとかを
何らかの形に細工して使うか、
あるいはもう全然別の発想にするかで
何か方法を考えなきゃいけないのだ。
なぜ毎年毎年、高いと文句をいいながらも
純正のレフィルを買い続けていたかというと
ほかに互換性のあるレフィルがないからである。
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互換性のないものを売る。
それはある意味では
「独占できる」ことになる。
この手帳にはこのレフィルしか合わない、だとか。
この浄水器にはこのカートリッジしか合わない、だとか。
このプリンターにはこのインクしか使えない、だとか。
プレイステーションではスイッチやDSのゲームはできない、だとか。
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合うのはそれしかないから、
専用のものを買わざるを得ないんだけど、
汎用タイプになっていたほうが
結果として「本体」が売れる、ということはありますよね。
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少し(だいぶ)話はずれるかもしれませんが、
ノウハウや技術やデザインや規格というものは
抱え込んで独占するよりも
オープンにしたり共有したほうが結果として多くの人に受け入れてもらえる。
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いいこと思いついたので
来年、ご案内しようと思います!