鏡
コーディネートのお仕事をしていてご依頼の多いアイテムのひとつに、
ミラー
があります。
ミラー、鏡がほしいというご要望はよくいただきます。
鏡ってね、そこそこのお値段がするんですよ。
3万とか5万とか10万とかね。
ご提案をすると「もっと安いもので」と言われることがあります。
ネットで検索すると5000円とか1万円以内で手に入る姿見もありますでしょ。
フレームのデザインや色がお好みに合えば、じゃぁそれで!となるわけです。
ところが、お値段が抑えられているものは鏡の厚み3ミリ、とあることが多いのです。
3ミリの鏡は、歪むのです。
それでいざ届いた鏡をのぞいたら
「映り込む景色がグニャっと歪んで酔いそうです!これは嫌です」となります。
そんな経験を何度もしました。
オーダーミラーやそこそこのちゃんとした値段の鏡ではそのようなことにはなりません。
厚みは最低5ミリ確保されています。
そのような説明を差し上げて、
それでも「いや、安いほうで良いです、大丈夫です、気にならないと思います」とおっしゃっていただくお客様でも
結局「やっぱり・・・歪んでるのが気持ち悪い。取り換えたい」となることだってたまにあります。
だから言ったじゃないですか。
・・・・・とはもちろん言いませんでして、
もう一度違う鏡を手配しなおすというのは時間も商品も無駄になりお客様も余計な出費をしてしまうことになるので
あぁん・・・私にもっと強力な説得力があればなぁ・・・
と、毎度毎度、自分の押しの弱さを反省するだけです。
(ちなみに、5ミリって書いてあるけどちょいと歪みがあるものもあるよね。
あれは怪しいよなぁと思う)
(ミラーをネットで買うのはけっこうギャンブルだと思う)
(そういいながらもネット手配することもあるのですが)
きちんとした歪みのないミラーは美しいです。
ミラー自体も、映り込む世界も。
冒頭の画像、ミラーに映り込んだ世界が歪んでいますでしょ。
気になりますか?気になりませんか?
こちらの画像は、写真の撮り方が曲がってますが、ミラーに映り込む世界はまっすぐです。
映り込んでいる私は性格が歪んでますがなにか。