料理研究家松田美智子さん

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アルフレックス、という家具屋さんがあります。
イタリアンモダンを代表する、ハイエンドブランド。

ジェイブルーにインテリアのご依頼をくださるお客様の中にも
アルフレックスの家具をお持ちの方、
あるいは新しく揃えるという方はいらっしゃいまして
カッシーナ、アルフレックス、B&Bあたりは
イタリアンモダンがお好みのお客様にとって
不動の(安定の?)ブランドであります。

そのアルフレックスの広尾本店で
料理研究家「松田美智子さん」のセミナーがありました。
倍率の高いレアセミナーだったのですが
先輩ICの綱木さんが申し込まれていて(そして当選して)
ご一緒にどうですかとうれしいお誘いをくださいました。

ので、行ってきました。

セミナー受講者は、アルフレックス家具のオーナーさんたちのご様子。
ご自宅にアルフレックスのソファやダイニングやあれやこれやを
お持ちの方たちのようでした。

たぶん綱木さんと私だけIC(インテリアコーディネーター)で、
醸し出す雰囲気が違ってたような(汗)

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アルフレックスのショールーム担当者が
家具を使ってのインテリアコーディネートとシーンの演出。

それをうまく活かしながら
料理研究家の松田さんがテーブルコーディネーションの演出。

座学ではありませんで、
ショールーム内をみんなでぞろぞろと練り歩き
空間を囲みながらの実践セミナー、
とても有意義な時間を過ごしました。

家具とのバランスはもちろんですが
ナフキンやテーブルクロスの扱い方、
お皿の色とのコーディネーション、
メニューのヒント、
そういったことをお話しいただきましたし
朝なのか昼なのか、夕暮れ時なのか、
はたまた風呂上りの就寝前のひと時なのか
時間枠の違いによっても
演出の気遣いが違ってくるということ・・・
いままで意識していなかったので
そんなお話を聞いてなるほどと思ったり。

あるいは単純に、松田美智子さんの
エレガントな言葉遣いや身のこなしなんかをね
さりげなく盗み見て参考にしておいたり。

(私は庶民なもんで(苦笑))

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インテリアに関係するセミナーは
聞く機会もありますが
こうやって、お料理という少しジャンル違いの方のセミナーを聞くというのも
なるほど大変勉強になったのでした。

綱木さん、誘ってくれてありがとうです★

さて。
このセミナーの中ですごく印象に残った話をひとつしようと思います。
(この話は、翌日のトークショーにも引っ張り出したw)

自宅にお客様をお招きするとき。
気楽で楽しいママ友、
親しい友人や家族、
あるいは時には少し改まったおもてなしが必要な大事なお客様。
いろんなお客様があると思います。

おもてなしをしようとこちらは頑張るわけですが
おもてなしの意味をね、はき違えていることがあると思いますよ、と
松田さんはそうおっしゃるわけです。

人を招くからとやはり少し見栄を張るといいますか・・・
頑張ったお料理にチャレンジしてませんか。

人をわざわざ自宅に呼びつけて
初めて作る料理を食べさせる。
つまりそれは実験台なんですよ、と。
言い方をきつくすれば
それはおもてなしではなくて、失礼、ということです。

おもてなしは、あなたの料理実験を押し付ける機会にしてはいけません。
自分の得意な料理、これはおいしく皆様に召し上がっていただけると
自信を持てる作りなれたメニュー、それらを用意することが
(そして、ほんのちょっとテーブルコーディネーションに気を遣えばいいのです)
それが本当の、気持ちのこもったおもてなしなんですよ。

そんなお話がありました。
それを聞いて、私はハっとしましてね。
おもてなしについてのことも考えましたし、
普段のコーディネートのご提案も
「お客様を、自分のやりたいインテリアの実験台にしてないだろうか」とか。

なかなかいいお話しだったなぁと。

そんで最後にサプライズ。
お鍋に入ったデザートが出てきました。
「これから皆様にとりわけてお持ちしますね!」と言われ
わーいわーいと待っていたら
この鍋が実はチョコレートで出来ていて
鍋ごと食べました、っていう。

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いや、どうみても鍋にしか見えないし。

でも、チョコだし。

すごーくおいしくて
すごーくハッピーな気分になりました。